北九州線車両保存会にお邪魔する


こんなのに行ってきた。

福岡の郊外、っていうのか、筑豊本線原田線筑前山家駅構内で西鉄北九州線の車両ほかを保存、整備をされている北九州線車両保存会の方々の「ライトアップ」。朝ウェブを見ていたら気づいたもので、ちょっと言ってきた次第だ。

ライトアップということだったが朝から激しい雨、さてこりゃあれだなあ、と思っていたのだが15時ごろから雨脚が弱まり・・・16時ごろぼちぼちと出発。
本来こういうのは公共交通機関で出かけるのが筋なんだろうが、今回は中の人がいたりおまけがいたりしたので、車で県道古賀筑紫野線をひたすら進む。雲の中山を超え、ひたすら続く田んぼの中を走って40分程度で到着。

つくと、本当に田舎の、というか山際の街道沿いの小さな無人駅の隅のほう、側線があったり昔は倉庫でもあったのかしらん、と思うような隙間、というか空き地に2本ばっかり模型のような仮設の線路が引いてあって、電車が2両とバスが1両おいてある。なんだか机の上に食玩の模型並べているみたいだぞ。

ええなあ、うん、ええなあ。

ここに展示してあるのは西鉄600(軌道)、300、そしていすゞのかまぼこ(BU-42MC).個人的にはBU・・・というよりも、まあ北方線300以外は幼少のころ大変お世話になったものなので、なんだか不思議な気分だ。有志でやっておられるのだが、楽しんでやっておられる様子が伝わってきて、いやいいなあとしか言えないのだ。皆さん若い方がおおいんだけれども、現役時代なんて知らないんじゃない?それだからだろうか、でもとても楽しそうで、想いって伝わるんだろうなあ、とか思ったりもする。


車内に入らせていただく。雨に木の床はしっとりと濡れ、ノッチは鈍く光る。きっと走りたいんだろうなあ。

さて、この保存、塗装も当時の純正色を使われているんだそうで、とても懐かしい、というか久しぶりに見たがしっくりする色だ。北方線は現役時代をついぞ見なかったので知らないんだが、北九州市内線でこの色だったのって80年代の頭までなんじゃ?(この色→小豆色の部分を朱色に置き換え→小豆色に黄色の帯→アイボリーに朱色と青の帯、って順番じゃなかったっけ)とふと考える。福岡市内線は車番表記がCenturyの切文字とかそんな感じだったので、微妙に違和感があるといえばあったり。まあどうでもいいんだけれどもね。