今度東京に行くときは

14時間超の仕事の合間には間に合わない所要時間と片道15,000円、格安航空運賃より高く新幹線より安い値段設定、どっちも中途半端で、東京〜福岡行き来の際にも何回かしか乗ったことのないはかた号。ついに九州夜行のように去っていくんだねえ、と思っていたら、新車ですか、とちょっとびっくり。20年前、路線開設のときにダブルデッカーを投入する計画があったので、20年ぶりにそれが実現することに。そういえば、西鉄の観光バスにダブルデッカーがいたのはいつのころだったかしら。


西日本鉄道は26日、福岡―東京間で運行している夜行高速バス「はかた号」の車両を刷新すると発表した。2階建てに変更し定員数を現在より6席多い34席にする。同路線の4〜5月の実績が前年同期比8%増と好調。乗車定員の増加で収益拡大をねらう。
 新車両は12月から2台導入する。車両価格は2台で1億5000万円。眺望が劣る一階部分の客席(9席)は通常運賃(1万5000円)よりも価格を引き下げる。一方で2階に従来よりリクライニングの角度が深く、幅の広い高価格の座席を4席設置する。
思い起こすと、登場した当時は高速バスブームで、このはかた号も通常でも2〜3台続行、多客時は
10台口とか見た記憶があったり、女性専用者の「博多の女(ひと)」なんてのもあったなあ、とか。確かに、航空路線よりは高いが早朝便と同じような時刻に現地に到着して宿泊料込みと考えれば、なるほど納得のいく値段です。東京〜大阪路線などはツアーバスにかなりやられているようですが、さすがに福岡〜東京線になるとほとんどないですもんねえ。ないわけじゃないのがすごいですが。
この福岡〜新宿線西鉄単独運行になってずいぶん経ちます。ここにきて専用車、しかもものすごい他路線に転用しにくそうな車両ときたもんです。このまま、この2台のみ、増発なしで淡々と運行し続けるんだろうなあ、と思量するところです。でもいつの間にか、よく唐津あたりの国道を「はかた号」だか「どんたく」だかのカラーリングのバスがとことこと走っているのを見るようにこのバスが走る日もくるのかしら?
まあ、ということは次に東京に行くときはこれかなあ、とか。みんな同じこと考えているんでしょうけどね。