大村線千綿

遅い夏休み、どうにか1日取れまして。

長崎県佐世保早岐)と長崎(諫早)をハウステンボス、大村を経由して結ぶ大村線千綿駅
青春18きっぷのポスター、というよりも最近ではJR九州のCMでKis-My-Ft2
が来てた!という方で有名でしょうか。(宮地岳神社の「光の道」のようなもんですね)
千綿の集落とはちょっと離れたところに駅。
ホームの目の前は穏やかな大村湾、ちょうど潮が満ちていて穏やかな風景。
古そうな駅舎ですが、平成5年に町により建て替えられたもの。
以前の駅舎の部材等を活用しているそうで、こういう形のリニューアルが一般的になればいいのになあ、とか考えます。
で、やはり丸ポスト。
数年ぶりに来たのですが、駅舎内が食堂になっておりました。
周囲にカレーの香りが漂っております。
地元で町おこしをされている方が経営されているそうで、事務室スペースが厨房、待合室が食事スペースになっている様子。
無人化された駅で、不要になった事務室スペースを食堂に改造、待合室を仕切る、というのはよくあるけれども、待合室をそのままに食堂に、というのはほかに見たことがないような気がします。
もちろん、待合室としての機能もあるので、列車を待つ人、降りてくる人、食事をする人、それぞれの方が混在する、という不思議な風景になるんでしょうかね。

彦山駅前

観光地・・・なのかな、彦山って。駅前が観光地のそれだ。

国道から一段斜面をあがって、狭い敷地にお土産屋、食堂、タクシー連絡所と詰め込まれている。食堂もお客さんがいそうな気配は全くないが、営業中の様子。このレイアウト、木曽福島駅前がこんな感じだったっけか。

味のあるタクシー連絡所。

日田彦山線

なんで久しぶりにこんなページを引っ張り出したかというと、同じく久しぶりにカメラを触ったので、その写真を上げておきたくて。
福岡から飯塚、嘉麻ととおって峠を越えて日田彦山線筑前岩屋へ。正直、遠い。東峰村筑豊に隣接しているが朝倉郡。正直なところ、間に峠があるので筑豊ではない、かといって筑後にしてもやっぱりちょっと違う。川を下っていくともう大分、日田。個人的には豊後、というのがなんだかしっくりくる。

筑前岩屋。築堤はツツジ、並木は桜。花の時期にぜひ来たい。

背後の斜面に登れないかと試みたが、登り口が見つからない。背の高さくらいの草と低木が茂っていて挫折。そもそも午後は逆光だけど。

ここ、キハ47系ばかりなんかな。

美和台コミュニティバス

自分の実家は、福岡市内の東の外れの新興住宅地に位置している。新興住宅地、といっても父親がここに家を建てたのはまだ自分が小学生になる前、開発されて40年を迎えようとしており、町並みはずいぶん古びてしまった。高齢化率は市の平均を大きく上回る22%(とはいえ、この数字は福岡県全県の数値とほぼ等しい)、周りを見ても、小学校、中学校の友人はほとんどここを出ており、親だけがのこっているというのが目につく。そして、自分もまったくそうだ。
そんな団地の名前は美和台(みわだい)という。三苫の「み」、和白の「わ」、丘陵だったので「台」という成り立ちで、その昔は「三苫向山」「飛山」「北山」と呼ばれていたという。

そんな住宅地に、ある日コミュニティバスが走り始めた。これを知ったのは、西鉄三苫駅前の小さなスーパーに置いてあった「バスが走ります」というチラシ。一瞬何事かと思った。

走り始めてすぐ、バス停で時刻は見たのだが、なかなか行けず。


要望にあるように、確かにこの住宅地、高低差が激しい。西鉄三苫駅からのびるメインストリートでさえ、こんな感じ。

坂を上りきって先を見ると、さがってまた昇る。ちなみに信号の向こうが福岡市の住宅地、手前が西鉄開発の住宅地。中央にショッピングセンター(といっても個人商店が集まった公設市場的なものだった)「美和台シティマーケット」というものがあったが、20年以上前に姿を消している。買い物をするにはどちらかの山を越えないといけない。歳を取ると確かに大変だろうなあ、とは思うところだ。

結局、バスの姿を見たのは4月に入り、桜が満開のある平日のことだった。

美和台…ではなくて、隣接する住宅地「美和台新町」へも一部路線が経由している。こちらは15年ほど前に開発された新しい住宅地、新宮町の住宅地(湊坂)に接している。

コミュニティバスだけあって、住宅地の中まで入っていくルートも。まさかこんなコース設定だとは。(美和台5丁目)

美和台新町から美和台へ。先に2人たっているあたりがバス停。

そんなこんな、小さなバスが走り回っていた。

雪国気分

生後4か月の娘、手術後の経過も順調の様で、ちょっと一安心。そんなさなか、友人からメールが来た。添付されている写真は、津軽飯詰。

福岡でも昨日から雪だった。雪は朝には止んでしまい、福岡市内ではすっかり融けてしまったが、、まだ山のほうに行けば。雪を見たくなった。

…とかいって、30分強も走ればこのとおり。このペースで行けば、筑豊なんか結構ふったんじゃないだろうか。やってきたのは、福北ゆたか線篠栗線篠栗筑前山手の、鳴渕ダム。

時間は16時過ぎ。逆光だけれども、気にしない。誰もいない展望台、雪が落ちる「ぼすっ」という音、雪が融ける水音。国道の車。福岡空港の離着陸の飛行機の音が聞こえるが、遠く小さい。
篠栗のお寺とまわりの集落は白く、ひっそりと静まり返っている。八十八か所がある、ということは知っているが、どういうのかを全く知らない自分にもちょっと愕然とする。

空は青い。だんだん日暮れが近づく。

柳川に行ってきた

寒暖の差がえらい激しい今日この頃、福岡でも何日かおきに雪がちらついている。
そんな先週のある日。

福岡から特急に乗ると、久留米をこえたあたりから雪が降り始めた。相変わらず、平地なのに意外と雪が降る筑後。柳川駅に降りると、こんな風景。

だだっぴろい駅前広場、観光地だが観光客の鉄道利用は少ない、とはよく聞く。お花、などの観光名所からも街からもちょっと離れた旧三橋町に立地しているのが西鉄柳川駅

駅では、柳川に伝わるつるし雛の「さげもん」の飾り付けがされていた。女の子の初節句を祝い、無病息災と幸せを祈って手作りで作られたという。
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ひな人形もちょうど設置されている途中。この土曜日から、街のあちこちにこのさげもんを展示し、街歩きを楽しんでもらおう、という「やながわさげもんめぐり」もスタートsuru.

柳川は駅と街、それと観光のメインスポットがそれぞれ大きく離れている。鉄道駅から街を通ってもらって観光地へ、というのはかなり難しいといえば難しいだろうな。積極的に街を回ってもらうような仕掛け、今の街にどう人を呼び込むのか、というのは正直かなり難しそうだが、観光の街…になると避けては通れない。