西鉄ニモカ、北九州地区展開へ

相変わらず財布の中の電子マネーとかなんとかとか交通系カードが多すぎて邪魔なんだけれども、どうにもこうにも。福岡でもぱらぱらとnimocaを積んだバスが見られるようになってきたが、やはり待っていると来ないもので、いや早くJR九州が導入する来年春がこないものかと。そうすれば定期券からなにから一緒になって便利になるのに、と定期券を見ながら思うのだ。転職してから6ヶ月、はじめての6ヶ月定期が買い替えを迎えようとしている。勿論、磁気カードだ。まあかさばらなくて便利といえば便利なんだが。


 西日本鉄道は19日、北九州地区で10月19日からICカード「nimoca(ニモカ)」のサービスを開始すると発表した。西鉄グループの路線バスの一部や、井筒屋などの商業施設で決済に利用できる。北九州地区では当初、2009年度からニモカを導入する予定だったが、地域住民などの要請を受けて計画を前倒ししてサービスを開始する。
そんな中、来年を予定していた北九州地区に対する導入を前倒しで始めるという話だ。定期券サービスなどはまだということなので、単純に電子マネーとして加算減算の機能と商業ポイントのパッケージだけで運用していくということだろう。勿論ニュースリリースも出ている。

正直北九州の路線はよく知らないので、この導入がどれくらいの人にとってメリットがあるのか、というのはよくわからない。来年度中に順次路線を拡大ということなので、大きなスケジュールの変更もない様だ。
個人的には、北九州空港〜折尾線の北九州市営車にも導入してほしいなあ、と思うんだが、無理だろうなあ。限定でリーダを取り付けて社間で精算をすれば・・・とも思うんだが、SuicaPasmoの様に圧倒的な普及が見込まれる訳でもなく、実際つけたからってとてもコストがペイするものでもないだろうし。ともあれ、「急いで導入した」感はあるが、利用者としては早く他の商業施設、できたら個人店舗や商店街への導入が進んでほしいとも思いつつ、厳しいだろうなあ、とそんな感じだ。

ただ、実際に導入するほうのメリットはなかなか見えないのがつらいところ。やっぱり、東京だと「交通系電子マネー」が圧倒的に強いんだろうけれども、地方だと意外とWAONとかのほうが普及しているんじゃ?とか思うことも。

最近はこういう電子マネー中心市街地、とか町の活性化、をできないか?というのがはやっていて、ここ北九州市でも、

上の、タウンマネージャーさんのblogでも述べられているように、中心市街地活性化基本計画のひとつにあげられているんだとか。ただ、ここで電子マネーを持つ人は間違いなく毎日のようにバスを使っている人な訳で、あたらしい人を街に誘引してさらにお金を使ってもらうにはどうするか、ということになるんだろうけれども、そのあたりはなかなか見えてこないのだ。