とりあえず羽犬塚へ

他日の振替で午後半休をいただいたので、八女へ。八女市久留米市の南に隣接する市で人口約4万人、八女茶や盆提灯、八女人形などの伝統工芸で知られる町だ。訪れるのはもう20年ぶりくらいだろうか、確かあの時は国鉄矢部線の廃線跡を見にいったんではなかったっけな。

さて、羽犬塚へはそういうわけで鉄道線はないので、久留米か羽犬塚からバスで入ることになる。久留米からは、国道3号線をゆく西鉄バスと山側を迂回していく堀川バスが運行しているが、どちらもずいぶん本数が減ってしまった。西鉄バスは昔は福岡からの直通とか、快速とかいくつか系統もあったのだが今は普通系統のみ、堀川バスに至っては中間部分がごっそりなくなってしまって、まるで免許維持路線のごとく一日数本が残るだけの惨状だ。まあそのときから無駄に遠回りをしているような変な系統で、途中で誰もいなくなったんだけれどもね。

さて、羽犬塚にやってきた。博多から2枚きっぷでわずか30分強、はやいなあ。

仮駅舎の後ろには九州新幹線の高架線が立ち上がりかけだ。このあたりは筑後市中心市街地になり、特急も一部は止まることから列車の到着前後はそこそこの人で駅舎も手狭な感じだ。ただ九州新幹線の駅はここには設けられず、一駅下った無人駅の船小屋駅を南に500m程移動させた上、筑後船小屋駅として設置されることになっている。まあ、いわゆる「誠ちゃ(ry 」なんだけれども、実際に見るとまあばかげた計画だなあと俺なんかは思うのだ。中心市街地からますます人は逃げていくし、駅前整備で巨額のコストはかかるし、かといってそんなに人を呼び込める要素もなさそうだし・・・

正直新幹線ができて以降の街の姿が想像つかないんだけれども、久留米も近いしそんなに変わらなかったりするのかな。