カモ池前

土曜日の話、西原さんの講演会を聞きに行くのに、海ノ中道海浜公園のドッグランからバスで向かう。
福岡市内から志賀島に長く続く砂州の中にぽつんとあるのが「カモ池」バス停。

今では道も広くなり、公園もできたけれども、その昔は砂浜の中をつづく2車線のへろへろした道路の何もないところにぽつんとバス停が立っていたという。

この香椎線も、昔は冬になるとよく「飛砂のため運休」とかしていたんだけれども、最近そういうことはまったくなくなった。線路際には長くコンクリートの防砂堤が築かれ、道も町中のそれのようにきれいになった。何でわざわざこんな風と砂の中を走る?というコース設定でここを走っていた福岡国際マラソンもコースを町の中にずいぶん前に移し、味わいがなくなってしまったなあ、とも思う。冬の玄界灘の風、そのぎりぎりのところにある街というのも福岡の味わいの一つだと思うんだけれども。

まあ住むと確かに不便だしなあ。

さて、このカモ池バス停、通常通るのはこの県道を和白まで向かい、R495、R3と昔ながらのコースで天神にいたる路線だ。天神まで1時間弱、都市高速経由が朝だけ走っているが、時刻表をみて昔からのかわらなさっぷりにびっくりした。その上雁ノ巣から人工島を通りそのまま都市高速、という「車で行くならそうするよなあ」というルート設定のバスが土日のみ1時間に1本ほど走っているのだが、系統番号を与えられず「臨時」扱い、携帯サイトの接近情報もその系統だけは使えない、というなんだかよくわからない取り扱いになっている。確かに、レジャー需要が主で臨時扱いのほうが柔軟な対応ができるから・・・かも知れないけれどもねえ。


雁ノ巣から人工島へ渡り、香椎浜イオンの手前でなんかの起工式が行われていた。人工島、まだまだ空き地が目立つのが気になるところ。西鉄は人工島には冷淡だから、わざわざバスをこっち経由にしないのかな?とちょっとかんぐってみたりする。