長崎、8月15日(その4)

まだ続くのか、ということで精霊流し続き。この夏はこれくらいしかトピックがなかったなあ。

交通規制の関係で西浜町〜正覚寺下が運休となった路面電車。系統番号のない列車が急に多くなってきた。「西浜橋」の幕がないらしく、今は使われていない系統差しに「西浜町」の札を入れて走ってくる。西浜橋までやってきて渡り線の関係で築町まで一駅回送で戻って引き返してゆくのだが、何故か築町の幕は入っている様子。道路は夕方になって急に混みだした。

ここから県庁坂を越えて海に精霊船は進んでいく。


騒々しいが、騒乱、といった感じではない。確かにそれはやりすぎじゃないかなあ、というほど段ボール箱ごと爆竹に火をつけて数mの火柱が上がったり、という風景は見たが、町は淡々と進んでいく。

それにしてもすごい爆竹の量なんだけれどもね。すっかり硝煙臭くなってしまった。

こんな行き過ぎじゃないか、という風景も見たんだが、特に何があるわけでもなく。

あ、道端でひっそりと花火。そういえば長崎の人ってお盆お墓参りで花火をするんだっけな。

こうしてみているとすっかり夜になってしまった。夜まで精霊流しは延々と続いているが、博多への特急列車の最終時間が迫ってくるので長崎駅へ。


路面電車は満員で、観光客も、船を流し終わった人たちも一緒に家路に向かう。規制中の道路では、発車をまって終結した路線バスがずらりと並ぶ。それぞれの8月15日が終わってゆく。