ミッドナイトトレインで帰ってくる

忘年会。こういう会社の上の人から係員まで(といっても課内なんだけど)一同に会するいわゆる忘年会らしい忘年会というのはよく考えたら生まれて初めてだ。
ということで、帰りはJR九州の臨時深夜列車「ミッドナイトトレイン」ということに相成った。さすがに忘年会シーズンの今日、中洲の道には人はあふれているけれども、不況の影響だろう、タクシーはあっという間につかまった。博多駅まで700円、深夜に乗るには申し訳ないほどのお値段と時間であっさりと博多駅に到着。駅の発車票には「2430 普通 赤間」の文字。

福岡近郊だと鹿児島本線赤間行きで24:30発、直方行きで24:10発を増発するというもの。北九州へは24:10発の定期列車、特急きらめき12号が、また鹿児島本線の下りは通常でも最終がほぼ同時刻ということで運転されていないようだ。

さて、首都圏だと最終列車というのは大変な混雑で、TXなどは最終列車の混雑緩和のために最終列車の一本前に臨時を入れたりしているほどなんだが、福岡だとそういうこともない。やってきたのは415系8連、MT46の爆音を響かせながらすっ飛ばしてゆく。
中心地、天神からは西鉄バスが各方面に深夜バスをはしらせており、こちらは運賃も倍額であり、ということから若干の収益性はみこまれるのだろうが、鉄道だとそういう形にはなっておらず、事業者としても積極的に攻めてみる、ということにはならないのは当然のことだろう。個人的には、列車別の運賃体系がとれるようなやりかたも考えられないかなあ、とは思うんだけれども。各駅停車なんだけれども列車種別は特急、とか、そういうのはありだと思うんだけれども。