甘木アーケード商店街

昨日の続き。夕闇迫る街を彷徨ってたどり着いたのは、アーケードの端っこ・・・

甘木の中心市街地には昔ながらのアーケードがまだ残っている。唐突に現れたアーケードにちょっと驚きながら、吸い込まれるように中へ。

地図上では本通になっているが、その東側がサンタウン商店街。広めのアーケードの両側に衣料品、お茶、時計・・・と店が並んでいるどこにでもありそうな、というとあれだけどそんな商店街。天井が一部開いているのは・・・開閉式アーケードなんだけれども閉まらなくなった、ということかいな。

なんか立派な貸衣装店。この辺の中心だったんだなあ、という立派なつくりだ。村の結婚式にここで借りたり、そんなこともあったんだろうか。

アーケードの構造が変わった。こっちが本通だろうか。
19時前なんだけれども、正直開いている店は半分に満たないだろうか。ぱらぱらと歩行者、店をしまおうとしている人、そこで話し込んでいる人は見るんだが、いったい深夜か?という風な光景ではある。
昔は人を雇う余裕もあったので遅くまで店を開けていることも出来た。しかし、今は自分ひとりでやっているので長くあけれない、家は昔は商店街の二階に住んでいたんだが郊外に引っ越したのでまた通勤も大変だ、そんな声もあるという。商店街を支える構造そのものが時代の流れですっかり変わってしまった・・・ともいえるんだろう。



字体にそそられる。精巧堂、という店名も素敵だ。

これもまたいい字体。

しばらく歩いていると、分岐点に出た。北に向かうとバスターミナルになるんだが、そっちにもアーケードが続いている。一番街商店街だ。開いている店は・・・ほとんどないけど。

南に向かうと新店街。


コンクリートの路面が鈍く光る。もっと遅い時間になったらネオンに明かりがともるのだろうか。