二日市ものづくりアート市in二日市商店街

友達に聞いたのだが、二日市でいろんな製作者の人を集めた「ものづくりアート市」なるイベントが開催されるというので行ってみた。ちなみに、二日市の商店街の写真はこちら(id:sa-50:20080702)、博多からほんの15分ほどでつく街で、福岡方面への衛星都市のようになっているところだ。JRと西鉄の駅が徒歩で15分ほど離れており、その間に商店街がいくつか形成されている。(主な商店街は宮田・京町商店街、にしてつ通り・本町商店街、二日市中央通り商店街、栄町商店街の4商店街)
この「二日市ものづくりアート市」、二日市の元TMO、「ほっと二日市」さんが主催ということだ。

さて博多からそのまま快速電車で二日市へ。時刻はちょうど昼過ぎ、秋の土曜の昼下がり、今日は曇り空でただただ静かな感じだ。騒音も雲に吸収されている様。


相変わらず送迎の車、バスが目立つ駅前には小さな看板がたてかけてあった。
ものづくりアート、というから、地元の趣味でいろんな絵とか書いているおじいちゃんとかの展示会かなあ、とか、新進の芸術家・・・そんな人そんなに見つかるのかなあ、とか、芸大の学生さん?とか勝手なことを考えていたんだが、空き店舗をつかって、手作りのものを作られているお店の人、学生さん、いろんな人を呼んでみよう、という試みのようだ。地元で商売をしている人、遠くから来た人、おそらくこうやっていろんなところを回って商売をしているであろう人、いろんな人が集まっている様子。たしかに学生さんもいるんだけれども。


普段は乗換の人が行過ぎるこの商店街、手書きの看板がそこここに置かれて、なんとなく地元のおばちゃんなんかが散策していたりする。芸大の学生さんとおばちゃんが、いやこういうのって素敵かもしれないけれども高いわよねえ、わたしわかんないわ〜とかいう会話を交わしていたりする。
この二日市の駅と駅の間にはスーパーもコンビニもない、といえばない。生鮮食料品を扱っている店、日用品を扱っている店もそんなにはない。そう考えると不便だ。毎日駅を使い、ここを自転車とかで通るにしても、この二日市の商店街が便利だ!とはなかなかならないだろうなあ・・・というのが正直な気持ちだ。

でも、ここの八百屋さんなんか安くてきれい、という訳でいくとつい寄ってしまって、電車で野菜を担いで帰るはめになるんだけれども。なんだか昔ながらの土間のにおいがする八百屋さんで、店の名前は・・・知らない。でもいつもやたらとにぎわっているのだ。
そりゃ必要なのは、必要なお店が便利にある商店街なんだけれども、その前にこういう小さな取り組み、地元を再発見する何かが必要なんだろう。

街路で、昔の写真が展示されていた。まだ華やかだった中心市街地。やはり懐かしいにおいがする。
こういう小さな手作りのイベントの大事さがなんとなくわかった感じがしつつ、地元の商店街、確かに使わないなあ、と反省したり。