囲い込み競争・・・ですかねえ.

朝会社の最寄り駅(東西線某)にて改札を抜けていく人を見ていると、6割くらいの人がPASMOなりSuicaで改札を抜けていっているようです.残りの4割のうちの3割ほどが磁気定期券、1割が乗車券他、といったところでしょうか.20人に1人くらいモバイルSuicaとかがいるような気がしますがね.
しかしこれだけ使われているPASMOも、流通での電子マネーとしては確かになんだか影が薄いです.というか、みんな電子マネーって使っているの?と思うほど、「使えます」サインの店でもよく「私このSuicaとやらを使うの、初めてなんですよ〜」とかいうことはまだある訳で.駅ビルとかでもまだそんな状況ですもんねえ.実際どれくらい使われてるんでしょうかねえ.
これだけ種類も規格もあると、各々採算ベースに乗せるのもけっこう大変じゃないかなあ.


 「Suicaポイント」は「Suicaポイント」加盟店マークのある店舗で、Suicaで買い物をすると自動的にたまり、ポイントは、Suicaで買い物をした翌日以降に加算される。サービス開始時には約3,100店舗で利用可能予定とし、100円又は200円で1ポイントたまる。「Suicaポイント」が100ポイント以上たまれば、1ポイント=1円でSuicaにチャージすることができる。
 提携企業とのポイント交換も予定しており、6月中旬より、ジェイアール東日本ネットステーション運営の「えきねっとポイント」から「Suicaポイント」への交換を予定。加えて、イオン運営の「WAONポイント」、及びジー・プラン運営の「Gポイント」との交換も予定している。
 たまったポイントは、「Suicaポイントクラブ」サイトで確認可能とし、ポイント有効期間は、付与された日から翌年度末までとなっている。
運賃に充当できるのはなんだかマイレージのポイント的だなあ、と思います.最初は運賃に充当、というのが、一価性を壊すような気がしてなんだか違和感があったのですがクレジットのポイントでもそうですし、そういう時代なんでしょうねえ.
同時に、ポイントを付与するのが特定の加盟店での買い物になる、ということは、その加盟店が何らかの負担をしているんだろうなあ、と思量できます.店舗を囲い込み、客を囲い込む、そういう状況が今後も続くに違いありません.鉄道系のカードは駅という集客装置をもっている分だけ有利ですね.ただこの流れについていけない昔ながらの駅空間というのはどんどんなくなっていくんだろうなあ・・・と思うとすこし残念でもあります.