街の顔、を売り込むということ

コスト削減のために機内誌を持たないし、新聞等の機内サービスもないスターフライヤーですが、機内で「北九州市の機内誌です〜」と希望者に配っていました.


ビジターズ・インダストリーの推進・まちの賑わいの創出には本市の魅力・姿を市内外の多くの方々に知ってもらわなければなりません。「雲のうえ」は、ビジターズ・インダストリーの推進の一環として、刻々と変わり行く北九州市の「いま」を、毎号ひとつのテーマに沿って描き出す新しい情報誌です。
 第1号の「酒場」につづき、第2号では市内に数多くある市場を特集しています。市内には今でも100箇所以上の「市場」があり、全国的にみてもこれだけの市場があるところは他にありません。
その中でも特徴ある市場、店主、お店等をピックアップし、市民の台所として親しまれている市場の様子、昔と変わらない買い物風景、市場でしか味わえない魅力を紹介しています。
本号をご覧いただいた後は、きっと「市場」へ買い物に行きたくなるはずです。是非ご覧ください。
いかにもお役所の広報誌然とした全面写真巻き、筆文字で縦書きタイトルの50ページほどの立派な小冊子でした.「市の広報誌?」と思って手にとって見たのですが、意外と中が面白いんですよね.各市場の名物とかから始まって、もたいまさことの対談だか紀行文まで.で、ふと見ると昔、そうさなあ、中学生の頃ラジオから流れていたあの歌の商店街が.

戸の上市場でお買物 戸の上市場でお買物  新鮮(なのよ) 新鮮(だから) 戸の上市場
  大里の台所 みんなの社交場  売る人も買う人も 笑顔でご挨拶
  戸の上市場でお買物 戸の上市場でお買物  新鮮(なのよ) 新鮮(だから) 戸の上市場
音源がリンク切れで残念です.

なかなか読み応えのある「機内誌」です.あまり観光地といえる観光地のない北九州、そのありのままの姿と歴史を伝えていこうといった感じで、味わいがあるなあといったところでした.街に興味を持ってもらうスタートにはなるんじゃないかなあ、といった感じです.北九州空港の到着口に大きく「Iターン・Uターンは北九州へ」という看板があるのですが、いまいちくらいイメージ、雑然とした都会のイメージで好きになれない町、北九州ってそんな工業都市のイメージは裂けて通れないと思います.そんな中、街の姿を伝えることがどう「にぎわい」に繋がっていくのか?そういう問題はありますが、興味を持ってもらうためにこの媒体って面白いなあ、と思った次第です.

読んでいるうちに、ふと市場によって行ってみようと思い立ちました.本当は見舞いとかいろいろ用事があるのですが、急ぐものでもなし、空港から門司港経由下関行きの高速バスに乗ることにしました.