さようなら5000系

毎日通勤で東京メトロ東西線のお世話になっているのですが、極たまに旧型の電車に当ることがあります.独特の大きなエア音とともに入ってくるそれは5000系、1964年から1981年の間に生産された車両は、各ばった中にも丸みを持った旧国電らしい無骨なデザインで、車内に入ると鉄パイプのスタンションポール、LEDの案内表示機も自動放送すらもない車内は、今となっては時代遅れに思えます.
ただ、こんな昔から黙々と地下を走っていた(まあ東西線は地上区間も長いですが)その姿勢がなんか好きなんですよね.

さて、本日は東陽町の深川車庫で、さよならイベントが行われる日.東陽町というと会社からほんの数分の距離です.という訳でちょっと覗いてこようとしたのですが.

いや本当にすごい人でした.普段は土日になると地元の家族連れがたまに通るくらいの東陽町の液からの道は家族連れで埋め尽くされ、
車庫の正門から300メートルほど列が伸びて、折り返して正面入り口に届くくらいの長蛇の列.もちろん大きなお友達もいるはいるのですが圧倒的に子供の列が目に付きます.「さよならイベント」というところからはちょっと違うのかもしれませんが、お父さんが毎日満員のこの電車に乗って通っていた、そんなことを覚えてくれている子ももしかしたら出るのかもしれません.いやあ、いい風景だなあ、そう思いながらあまりの人出に圧倒されて、そのまま京葉道路に向かったのでした.