昨日からの続きです

・・・ということで、まだなお暗い名古屋駅で中央線に向かう臨時快速に乗り換え、うとうとしているうちにおや雪景色.先週この辺も大分降ったみたいで、今日は暖かいのですがまだかなり雪が残っています.

木曽路は全て夢の中、うとうとしている間に木祖村の薮原までやってきました.村の中心部から外れているせいか、いつきてもひっそりした駅ですが木曾の駅はどこも堂々としています.


駅前を通る旧国道沿いには白看板が.
のってきた臨時快速から降りたのは10人ほど、ほとんど三々五々とどこかへ立ち去ってゆきました.あっというまに冷たくひっそりとした時間が帰ってきます.駅前のバス営業所には「スクール」の幕を出したままのバスが止まったきり、店も開いている気配がありません.

駅からすこしいった国道沿い、カメラを構えて1時間ほど待ちます.特急列車が雪煙を上げて走り去ってゆきました.いやあ、しなのは速いねえ.今年は雪があまり多くなく風も弱く、穏やかな朝のひと時をすごすことができました.
で、EF64の朝の貨物を1時間ほど撮ってまた国道をざくざくと.


やがて、山間にも朝日が注ぐ穏やかな天気に.気温は−1℃、ちょうど気持ちのいい陽気.


木曾の町は、木曽川に沿った谷に肩を寄せ合うように家々が固まってできています.そんな中でも好きなのが、木曽平沢の駅の上の国道から見るこの風景.眼下に広がるのは木曾漆器で有名な平沢の町並みになります.昨年の春には重要伝統的建造物群保存地区の指定も受けていて、穏やかな観光シーズンには観光客の姿もみられるのでしょうが、冬は全てを閉ざすように静かに白く屋根を覆うばかりです.

さて、午後は塩尻に出て、相変わらず貨物列車を追いかけてうろうろ.

塩尻と辰野の間を行ったりきたりするクモハ123に載ってみたりしましたが、貨物列車は塩尻大門の駅にいて空振り.ただ久しぶりに単行の電車に揺られてゆらゆらと.その後、スイッチャーを見たりしている間に日が暮れたのでした.