関東鉄道常総線と水海道

常磐線で取手に行くと、車窓から駅ビルの1階でアイドリングする、周りの風景と不釣合いな気動車が見えて結構気になっていたわけですが、それが関東鉄道常総線、下館までの51.1kmを結ぶ非電化路線.TXの守屋の改札を抜けると対面が関東鉄道守谷駅、自動改札にカウンター改札も備えた近代的な駅です.確かにここも首都圏への通勤圏だからなあ、土曜の昼前ですがぱらぱらと人がいます.
とりあえず10分後に出る水海道行で水海道へ.ここより先は本数ががくんと減るんですね、まあ30〜50分ヘッドなので、地方鉄道としてはそんなものかもしれないですが.水海道までは20分毎程度で複線区間を1〜2両編成の気動車が行きかう不思議な光景です.複線非電化って筑豊以来じゃないかしらん.

水海道あたりをぶらぶら.無料レンタサイクルという試みもやっているので、写真を撮るには便利かもしれません.田園があったり住宅地があったり、かと思うと緑の大きな森が残っていたりとかなり渾然一体となった不思議なところです.一面の平野だから・・・かいな.田圃ではどこも田植えの真っ最中.蛙が鳴いてツバメが目線を掠めていく、どうやら一雨降りそうです.


おお、車庫にはこんなのが.どういう編成なんだか.機関車(DD502・1956製)も・・・使う機会なさそうですが、えらいきれいにロッドまで塗装されていて (・∀・)イイ!


さて、水海道ですがきわめて外国人人口比率が高い町になっています(参考:内閣府経済社会総合研究所).常総線で、水海道の駅前にはブラジルスーパーが."SUPERMERCADO TAKARA"は県下最大のブラジルスーパー、店の外の店名看板、広告、商品販促ののぼり、駐車場の注意書きに一切日本語が書かれていない徹底振りでした.店頭ではなにやら食べてる親子がいて、結構ひっきりなしに人の出入りがありそれ以外の商店はのきなみシャッターをおろしていてひっそりしているのにまるで別世界です.出稼ぎのブラジル人は乗用車の保有比率が低いので、常総線の乗客の中で一定の割合を占めているといいますが、なるほどね.