東京メトロ南北線:赤羽岩淵(N19)


手近なところから、というわけで今日は北から.バスで赤羽まで出て、駅から一番街という商店街を抜けて数百メートル歩いていくと、赤羽岩淵の駅に出ます.土曜日の午前中ですが、なんか開店の準備がすすみつつある商店街ってなかなか気持ちいいですねえ.これから一日が始まるといった感じで.その隣に営業中の居酒屋があったり、オネエチャンが「オー、ワタシ、サシミダメネー」とか片言の日本語をしゃべりながらおっちゃんとあるいてたりするのはまあいわゆる赤羽の風景な訳ですが.
しばらく両側に飲食店やドラッグストアなどが並んでいたのですが、だんだんマンションが多くなってきたころ、商店街の反対の出口に来ました.ここからバス通りを少し歩くと新荒川大橋の南詰の赤羽交差点、ここにあるのが赤羽岩淵駅.目の前の道路はちょうど橋を行き来する車でいつも渋滞しています.しかし、すぐ横には蔵があったり、昔ながらの田舎の雰囲気が残っていなくもなく.

近くのバス停には、とうの昔に廃止された路線図がそのまま残っていました.わざわざ降車専用のポールと別に乗車専用として立っているんですが、時刻表もなし、後ろを見ると赤羽駅の高架が見えます.放置プレイ・・・ですか。

駅は閑散としていました.あんまりJRと乗り継ぐ人いないのかなあ.改札口は駅の中央に一つ、自動販売機は端の二つがここで接続している埼玉高速鉄道専用になっていました.料金表も掲げられていますが、浦和美園まで一駅ごとに料金が上がっていって、14.6キロで460円.第一印象だとやたらと高い、ですよねえ.東京メトロだと同距離で丁度半額の230円都営地下鉄で260円(三田線)、これに埼玉方面からだと東京メトロの運賃が加算されることを考えると、家族とかで利用するにはちょっと厳しい運賃設定です.という訳で、土曜の午前中なんて浦和方面に向かう人そんなにいないのはわかりますが、反対行きの電車はほとんど無人といった感じ.通勤需要(とサッカー需要)以外に南北線王子以北〜埼玉高速鉄道は使われていない感じです.もちろん運賃の問題だけじゃないんでしょうがね.

ぱらぱらっと地元の用務客と思しき人の乗り降りがあるだけの駅でした.やっぱり普段使いでJRとの乗換をしてそうな人いないなあ.