ドイツ写真の現在
- ドイツ写真の現在― かわりゆく「現実」と向かいあうために:東京国立近代美術館(10/25-12/18)
昼下がりの写真展はそんなに混んでもおらず、結構ゆったりと見ることができました.最近のトレンドがどうかというよりも、いやいかにもドイツらしいどっしりと構造的な写真だなあというのを存分に見れていいもんでした.やっぱりベルント&ヒラ・ベッヒャーの類型学的な巻上機の写真の連続、アンドレアス・グルスキーのマックかなにかのポスターになりそうな集合写真とか、いややっぱりあこがれるわけで、リアルに見るとやっぱり圧倒されるんですよね.できるだけ光の濃淡を抑えるべく曇りの拡散光の中、圧倒的なピントの迫力が迫ってきます.モノクロなのでもちろんいろ情報は無いんですが、被写体の機能に色は無いわけだからなあ.
本当に写真って「何のために撮るの?」つうのをダイレクトに聞いてくる、そんな写真展でした.