森林公園

sa-502005-10-30

森林公園、といえば東武東上線の急行電車の終点になるくらいのところなんですが、ぶらぶらといってみました.
いやあそれにしても都心から1時間ちょっと、600円強なんですがここまで来ると緑が多いなあ.つうか田園風景がどこまでも広がる静かな町でした.

駅名にもなっている森林公園は国営武蔵丘丘陵森林公園、ぶらぶらといってみました.駅からは東武の子会社の川越観光路線バスで10分ほど、駅を出ると小さな住宅地からバイパスへ、いやのどかな風景の中ですなあ.そんななか、いやまわりすでに雑木林なんですけどね、そんな中にある広大な一角が公園でした.公園、というか広い広い雑木林.北半分には「街路樹見本園」とか「都市緑化見本園」といったコアな区画もあるようですが、秋の陰影の無い曇り空の下、どこまでも葉の落ちつつある林が広がっています.公園、という管理された区画ではあるけれど、逆に管理されて無いかのような自然なふいんきが残っているところでした.

そういえば実家の近くにも同じように国営の公園があるんですが、国土交通省の管轄なんですなあ.


国営公園とは、次に揚げる公園または緑地で国が設置するものです。(都市公園法第2条第1項)
(イ) 一つの都道府県の区域を越えるような広域の見地から設置する都市計画施設である公園又は緑地。(イ号国営公園
(ロ) 国家的な記念事業として又は我が国固有の優れた文化的資産の保存および活用を図るため閣議の決定を経て設置する都市計画施設である公園又は緑地。(ロ号国営公園
 国営武蔵丘陵森林公園は、国家的な記念事業(明治百年記念事業)として設置された公園であり、しかも、国営公園としても第1号の公園です。現在国営武蔵丘陵森林公園のほかに次のような国営公園が整備または計画されています。(ry
全国17箇所だから、この公園を利用できる範囲の人ってかなり限られてくるわけですよね.そのために公園・・・?という違和感があるのは確かです.ましてや、国家的な記念事業ってはたして必要なのか?と民間からは思うわけですが、やはり作らずにはいられないかなあ.しかしこのへんを民間に・・・とは多分いかないでしょうし、里山の丘陵を残し創造の場とするというのはいろいろな可能性があるなあとも思います.この森林公園も1974年開園、30年たってちょうどいい古びぐあいになってきてますし、地域のランドマークとしての存在感を持っているようです.一概に開発がどうとか、民間がどうとかいえないんですよね、そのことをふと考えてしまいました.
 しかし、売店とかを管理しているのって都市機構(旧住宅公団)の子会社だったりするんですよね.さすがその辺は抜け目ない.


ともあれ、一日ぼうっとした日曜日.マックもミスドも、いやスーパーすらない森林公園の駅に戻ると、女子高生が駅の団子売りの出店に群がっています.男の子はというと、駅のホームで水を入れた空き缶を投げ合って遊んでいます.のどかだなあ.
やがて東上線の急行電車がやってきます.