今日も経済合理性でごりごりと詰められる一日でした.24時終業.
こう書くと毎日詰められてるようですが、毎日詰められてます.本当に.詰められる相手が社外というのがある意味いやでいやで仕方が無いんですが、仕事ですから仕方ないですね.
民間って経済合理性でばかり動いていて、官はそうでもない、社会的な影響とかを考えて動いている.民と官はそこがちがうんだよ、という整理があったと思うんですが、実際それってちがうよなあ、とこのごろようやく思えるようになりました.結局どんな企業でも、企業として目指す方針があって、そこにはいろんな姿が絡んでくるんですよね.たとえば小売業だったら、「地域一番店」だったり「お客様に支持される店」という地域的なものから、「○○という商品を売りたい」「その商品を世の中で使ってほしい」(むしろこっちは製造業ですかね)というのまであるわけです.そこにはもちろん「儲かる」というテーマがあるわけですが、その裏にはいろんな人のいろんな思いがある訳ですね.そこには経済合理性で図れない、地域の姿とか社会のあってほしい姿というのが必ずあったような気がします.
ただ、それが通じなくなったとき、経済合理性で判断せざるを得ない状況まで追い込まれてしまったとき、というのがその企業の終焉なのかもしれません.
あとは、その想いをどうやって残していくのか、どうやって次の人に引き継いでいくのか、そのテーマはあまりにも重いような気がします.