ダイエー、55店舗を閉鎖


5月の新経営体制の発足後、段階的に決めてきた直営店の閉鎖は今回の発表でひとまず確定した。来年6月に本社機能を移転するのに伴って閉鎖する本社ビル内のナウ芝公園店(東京都港区)を除き、11月末までに閉鎖を終える。
 閉鎖店舗は29都道府県の計54店舗となり、店舗は今年7月の38都道府県263店から、22都道府県209店に減る。全国的なスーパー展開をやめ、首都圏、近畿、九州の3地域に重点を置く地域型スーパーとして生き残りを図る。
ニュースを見ていたらこんなニュースが.この区切りがどういう区切りなのかは判らないんですが、地域社会に与える影響というのをどう測ったらいいのか悩ましいニュースではあります.

今回、閉鎖が決まったのは、苫小牧店(北海道苫小牧市)▽いわき店(福島県いわき市)▽津田沼店(千葉県習志野市)▽西葛西店(東京都江戸川区)▽北野店(同八王子市)▽川口店(埼玉県川口市)▽新潟店(新潟市)▽長野若里店(長野市)▽ハーバーランド店(神戸市)▽岡山店(岡山市)▽南松山店(松山市)▽南長崎店(長崎市)。さらに、ディスカウント店のDマート足利店(栃木県足利市)、スポーツ専門店のスポーツワールド33(神戸市)も閉鎖する。いずれも11月30日付。
54店舗に子会社が運営しているショッパーズ弘前店をいれて55店舗、こうして見ると結構店年齢の若い店、ロードサイトの店に閉鎖が多いなあというのが第一の印象です.今回発表になった中では、いわき店はロードサイトですし、ハーバーランド店はまあ若い上再開発地区の特殊な立地、南長崎もロードサイトに近い形態でしょう.逆に駅前立地の店舗は、地域ごと撤退する中四国・東北に集中して無くなるような形になっています.「駅前」でのGMS展開はやはり賃料などで折り合いが付けば十分やっていけるのかもしれません.ただスーパーが出て行って、新しく町づくりを引き継いでくれるようなテナントが新しく入ればいいんですが、殆どが賃貸物件のはず、結局オーナーの意向になっちゃうような面があるんでしょう.しかし、町を作る一つ一つのもつ公共性、そこにある想いは大事にしたいなあと.