しかしまた寂れてますな



指宿駅前。誰もいません。
昼過ぎに指宿に帰ってきてレンタカーを返却、飯食ったり。本当はお土産でも買おうかと思ったんだが、見事に、本当に見事に駅前に人がいない。ついでに商店もない。いや、一応観光シーズンの日曜ですよ旦那?駅前には所在無げに「祝 鹿児島新幹線開通」の横断幕だけが揺れてる始末だ。
もちろん鹿児島全体そこまで観光がダメだというわけではなく、ちょっとはなれた温泉旅館街にはちゃんと人の姿があったりするんだが、やっぱりその入り込みの大部分がツアーバスかレンタカーになっていて、鉄道利用は地元の学生ばかり(その割合は減りこそすれ増えはしない)な様子だ。駅の待合室は制服姿の高校生で占められていたけど、それじゃな・・・駅前の土産屋も、テントに「小学館の学習雑誌」の広告が入っていて本屋だか土産屋だかわからん、そんなレベルだし。
JR九州自体、快速に指定席をつなげたりなんとか努力している節はあるんだが、地元がもう諦めなのか、鉄道自体に観光客の誘引効果としての魅力をあんまり感じなくなっている、というのが事実だろう。
ただ、本当に地元のいくつかの有名スポットにしかお金を落とさないだろうレンタカーやツアー客も大事だが、鉄道利用で半強制的に町の中を見させる何らかの施策は出来ないだろうか。まあ「有名なところ以外お金を落とす価値がない」つうのが観光客側からのもっともな意見かもしれませんけどね。