九州大学総合研究博物館「Breathing」

ここ福岡も土曜日から断続的に雨が強く弱くふっています。先週の火曜あたりからずっと降り続けていて、もう梅雨なんですねえ。
なんのいいタイミングか、今家の屋根の修理をしています。この台風でどうかなるんじゃなかろうかと、結構心配。大工さんは営業スマイルで「もう大丈夫ですよ」と言ってくれるんですけれども。

そんな雨の中、箱崎へ。

九大構内に入った瞬間、豪雨になりました。
箱崎、といえば九大、九大、といえば箱崎、というのが福岡人の基本的な認識だといまでも思っているのですが、平成17年から10年以上かけて、糸島半島への移転を実施中です。工学部関係はすでに移動していて、大学らしい大きな建物でも、一階に板が打ち付けられて閉鎖されているのが散見されます。

確かに理工系だと大きな実験設備等の関係で移転したほうがいい、というのはわからなくもないのですが、10年以上かけて全部移転する…必要があるのかなあ、ともやっぱり思います。当然散々議論されて結論が出ていることなんでしょうけれども。

そんなこんなでただでさえ学生が減っているうえ日曜日ということもあり、学内では殆ど学生と思われる人の姿を見ませんでした。
人気のない大学というのはさびしいものです。

ふと校門の外に目をやると、堂々とした木造の建築物が。1928年築の大学生協の事務所だとか。

きっと移転すると、この大学生協も機能は当然移転するんでしょうが、こういう歴史とも、お店や町の人との関係ともお別れしてしまう訳で、それでいいのかなあ、とも思うのです。


さて、そんなことを思いながら歩くこと10分、今日の目的地。

校舎と校舎の間の様な所にある、バラックの様な倉庫。

鉄の重い扉の向こう、天井クレーンの残る古い廃工場に、大正〜昭和初期の大型工作機械がおかれてあります。床は油を吸収する木タイルと砂、薄暗い空間に雨音だけが響いていました。


こんなライブもあったとか。