明日6月1日、福岡・小倉に新しい商業ビルがオープンします。


約10年前から空きビルになっていた魚町サンロード商店街(小倉北区魚町3丁目)にある築約50年のビルが6月から、若手起業家による10店舗が入居する商業ビル「メルカート三番街」として生まれ変わる。ビルを所有する不動産会社中屋興産の梯(かけはし)輝元社長は「商店街活性化には若い人の力が必要。文化や芸術の新たな拠点として育ってほしい」と話している。
 ビルは、2階建てと5階建て部分があり、延べ床面積は約4千平方メートル。そのうち木造1、2階部分の延べ床面積200平方メートルに新たな店が入居。照明デザイナーの店や手作りおもちゃのセレクトショップ、昭和をイメージした食堂など、個性的な店が並ぶ予定だ。
 ビルはブティックや喫茶店の連なる商業ビルだったが老朽化が進み、10年前に全テナントが撤退。建て替えてテナント誘致を計画したが不景気で断念。梯社長は昨年、市の建築講座で不動産の再活用を学び、ビルを改修して工夫すれば再活用できると考えた。
 3月から約2千万円をかけ、雨漏りのひどかった部分を補修し、壁を真っ白に塗り替えるなど改修。45歳以下の起業家に1平方メートルあたり2千円の格安で貸し出すことにした。今後は空いたスペースを活用し、ギャラリーなども開設予定。6月1日午後1時から、開業レセプションや内覧会も開かれる。
5月に社内で異動があり、仕事をスッカリ変わってしまいました。また一から頭を切り替え…って、目標とかも全部置きなおし、というのが今の状況です。個人的なことですが。

小倉の商店街では、ここのところ魚町商店街とその向こうの旦過でのイベントとか、そういう話はよく報道されていましたし、なにかと注目を集める、そして行政や商工会議所の方の補助などが入ってくるのも大体そのあたりだったように思います。魚町サンロードは魚町商店街に並行して走るアーケードですが、道一本隔てただけにも関わらずぐっとさびしいなあ、という感じでした。しかしアーケードも店構えも結構立派で、ああ、面的な街なはずなんだけれどもだんだん寂れていくのかなあ、とも正直思っていたのでした。

さて、福岡の冷泉荘の様な感じ…かなあ、と勝手に思っています。若手で店を出したい、自分の作るもの、空間で勝負をしたい、そういう空間が街には必要だと思うのです。それを形にする人が街の中にいる、そういうのが大事なんじゃないかなあと。とりあえず週末にでも行ってみようと。