鹿児島本線 教育大前〜海老津

夏の撮影、第二段は鹿児島本線

北九州と福岡を分ける城山(じょうやま)山頂から海老津駅方面を。手前が赤間方面で、線路はこの足元を城山隧道で抜けていっているはずだ。霞んでしまったが、海(玄界灘)が見えるのにちょっと感動。

城山は宗像市岡垣町の間に位置する標高369.3mの山で、安土桃山時代までは実際の山城、戦国時代には宗像市の居城だったという。今は登山道が整備され、麓からはもう何年もまともに運動をしているとはいえないようなこの脚でも30分強で登れるような山だ。車だと、教育大前の駅から教育大の西側を抜けて山に登っていく道があり、終点に湧き水と駐車場がある。ナビにも地図にも載っていない、やたらと立派な県道ができていたおかげで駅前の道路が変わってしまっていてちょっと迷ったが、きっとそのへんの人に聞けばわかるはず。

とはいえ、登ったのは夏の終わりごろのよく晴れた午後2時ごろ。登山道につるされていた温度計は32℃を指していて、滝のように流れる汗にちょっと自殺行為を感じたのは事実。もちろん下に下りたら36℃くらいだったということなので涼しかったのだが、秋あたりが一番いいかもしれない。

カーブはもう海老津駅の構内、後ろは岡垣町中心市街地。もうここから北九州圏内で、福岡圏内の自分としてはほんのすこし遠い場所に感じるのは不思議なところ。

写真の方向はほぼ北東、岡垣町の市街地の向こうはもう芦屋町、中心に流れる遠賀川の橋を渡った向こうは北九州市若松区。こうしてみるとすぐそこだ。