さようなら川内野線

そんな竹の古場公園へは、バスが通じている。伊万里からさらに先の川内野にいたる川内野線で、離合できないような人家のないヘアピンを上ってくるのかと思うとちょっとびっくりだ。しかし、この道は県道5号線、バスも伊万里と松浦を結んでいた路線なのだという。やがて路線は分断され、県や市が赤字を補填するようになってまだ続いているが、バス停の張り紙を見るとこの3月で廃止されるとのこと。廃止の理由が「市のコミュニティバスに移行するため」とあったんだが、さてこんな山奥まで運行するのか、やむなしなんだけれどもコストはかかるんだろうなあ、とか思ってしまう。
さて、そんな川内野線、時刻表を見ると、一日数本しかないバスがやってくるとのことなので待ってみる。

やってきたのは1986年式の日デP-RM81G。2,3人のお客さんの姿が見え、まあまったく無人じゃなくてよかった。うん。

なんか懐かしいお尻だ。

ヘアピンカーブの途中にバス停がつっ立っていた。いせこし、というのが何なのかはわからないが、伊勢越し、とでも書くのだろうか。時代が変わって、人の流れも、手段も変わってゆく。便利になっていく流れをただ道は見守るだけ。

それはそうと、次停留所名の手書きにちょっと萌えたり。