田舎はのんびりのんびり

毎日JR鹿児島本線古賀駅から博多方面に通勤しているのだが、朝ホームに向かっていると、上りのホームに415系が入ってきた。この時間にやってくるわけはないので、いや事故かなにかなあ、と。遠くから「列車の遅れをお知らせいたします・・・」と、自動放送が聞こえてくる。

そもそも早朝の事故から2時間もたつのにろくに電車が動いていないのもどうかと思うが、というか動いているのかいないのかすらよくわからない。改札口の発車標は7時すぎの普通電車が60分遅れてくることになっているから、動いてはいるんだろうか。先ほどの自動放送はというと、遅れている列車を順々に読み上げているだけで、全然意味をなしていない。ホームには発車標なんてないし、案内放送もないからそれこそくるのかこないのかが不明で、それでもみんなじっと待っているのはかなり不思議な風景だ。なんだろう、東京と違って別経路で会社に行くなんてありえないからだろうか、とくに殺伐とするでもなく、ただ時間だけが過ぎてゆく。

やがて放送が入るも、「次の普通電車は福間駅に到着いたしました」といってみたと思うと、次は「東郷・赤間間を走行しております」になったり、結局どこにいるのかわからない様子。そして特急電車が最徐行で行過ぎたあとは「現在博多駅のホームが埋まっておりますので各駅に電車が止められた状態です」って、なんだそれ。しかも「お急ぎの方は他の交通機関をご利用ください」って言われても、振替輸送なんてもとより・・・ねえ。

ということで、待つこと30分以上、ようやく普通電車がやってきて一息、やれやれ。それにしても、手際が悪いのか、まあそれでもいいのか、地方というのは正直謎。