西鉄バス運行継続決定

自宅に宅配された市の広報誌を見ていたら、裏面に市内の西鉄バスの運行継続のニュースが。


古賀市内を運行する西鉄バスが、来年度も一部を除き運行を継続することになりました。昨年2月、西鉄バス宗像株式会社より利用者の減少による赤字を原因として、市内バス路線(薦野線全系統)を廃止したいという意向が発表されました。これを受け、市では交通手段を確保するための方法を検討しました。
その結果、来年度は一部の路線(西鉄香椎系統)を除き、市が補助金を出すことにより、西鉄バスの運行が継続されることになりました。(略)
昨年は古賀に住んでいなかったのでよく知らないのだが、昨年の3月に西鉄バスが「市内のバス路線を廃止したい」と申し出たとのことR495を走る赤間線、宮地岳線代替線、とR3の急行線といった幹線を除く全系統について廃止を申し入れたとのこと。(参考:恭子走る/2008.3.6参照)
結局市が補助金を出すことで運行を継続するということになったようだ。特にどういう形態かは出ていないが、古賀〜福工大前駅間にできる新駅のししぶ駅に小竹線が乗り入れるほかはなにも出ていないので、現状どおり考えるのが普通だろう。古賀から青柳経由で香椎までいたる西鉄香椎系統が廃止、ということだが、この線はすでに1日3往復のみの閑散路線になっていた上、単独で走っているバス停がほとんどないので影響というのは少ないんだろう。昔、今のR3なんてないころから天神と古賀を結んでいた路線だけに残念だ。薦野、って感じで書くと読めないので行先幕にひらがなで「こもの」と書いてあったのをみて、どこだろうとか思っていたのになあ。
さて、朝夜西鉄バスが駅前に止まっているのをみるが、通勤時には決してお客さんが居ないわけではない。地方なので駅前にはいつも通勤の送りの車が列を成しているけれども、さすがに廃止になったら問題になるだろうなあ、というくらいはいるように思ってたし、路線継続と聞いて、まあそうかなあ、といった感じ。
しかし、単純に補助金をだせばいいのか、というと、この際再考できたんじゃないかなあ、とかも思ったり。市内で決して人家がないわけではないのに一日4往復とか、そういう路線も現状のまま維持するってどうなの?とか思うのだ。もちろんそういう路線でも一定の役割を果たしているってのはあるんだろうけれども、旧来の事業者と旧来の行政の手法だとますます支持を得られなくなってくるんじゃないかなあ、と。

ちなみに、黄緑のラインが廃止になる香椎系統。今でも茶色の系統は2往復/日、緑の系統は3往復/日しか走っていないので、路線図を見ると市内を網羅しているように見えても幹線が1本2本あるだけなんだなあ、戸も思うのだ。いらない、というのは難しいだろうが、再編というのは考えられたんじゃないかなあ。