ふじのくに静岡フェア

イオンモール福岡ルクルで行われていた「ふじのくに静岡フェア」、倉庫番さんの「そらいろ、クルージング」で取り上げられていた(1月20日のココ1月21日のココ。仕事でほんの少しだけかかわりがあっただけなんだが、友達はもう夢に富士山がでてくるくらいだったとか。福岡ではあんまり報道されなかったなあ・・・Web版だと毎日新聞に少しとりあげられている。


6月4日に開港する静岡空港静岡県)をPRする「ふじのくに静岡フェア」が粕屋町の大型商業施設「イオンモール福岡ルクル」で開かれている。17日は、富士宮やきそば、黒はんぺん、静岡おでんなどといった静岡の名産品を販売する物産展が買い物客でにぎわった他、麻生渡知事と石川嘉延静岡県知事とのトークショーがあった。フェアは18日まで。富士山写真展やクイズ大会なども行われている。
 福岡〜静岡空港間は日本航空が1日3往復就航させる予定。トークで石川知事は「福岡から静岡に行く際、今までは新幹線で(名古屋での)乗り換えが必要だったが、これからは直接行けるようになる。何度でも静岡に来てください」とPR。麻生知事も「静岡にはおいしそうなものがたくさんある。1日3便で大きく結ばれることになるので、どんどんおいしい物を交換して楽しくやっていきたい」などと話していた。
個人的には、郊外型のイオンモールじゃなくて新天町とかで開いてほしかったなあ・・・とは思わなくはないんだが。確かに一番飛行機を使ってくれそうで、また行動力のある世代が集まるところでもあり、そもそもイベントをやったときの集客力が違うというのは明らかなので仕方ないんだけれども。
さてその友達に聞いてみたところによると確かに大変盛況だったようで、特に富士宮やきそばの売れ方は尋常じゃなかったとか。このあたりは、今年久留米で行われていた「B-1グランプリ」でも確かにそのとおりだったとかで、その知名度たるや・・・といったところだろうか。他にも、静岡って本当にいいところだもんねえ。去年までは静岡に遊びに行くたびに「この辺に転職できたらいいよなあ」とか言っていたんだが(いや本当にね)、まさかその翌年に福岡で静岡フェアを見るとは思わなかったけれども。
 正直福岡から見た静岡ってどういうイメージなんだろうか。まあ・・・多くの人にとってはほとんど縁のないところじゃないかなあ、と思うのだ。お茶・・・というときっと八女茶か知覧茶だし、富士山・・・というと山梨県のイメージもあるし、正直九州から見ると遠いところ、というのは否めない。
もちろん、直行便ができて名前が出てくる、という効果は大きいと思う。しかし、それをどう搭乗につなげていくか、というとこれがまた・・・で、旅行に行くにしろ3往復しかなく予想される運賃体系ではおそらく「いっそのこと東京まで」ということになるんじゃなかろうか、正直なところ。伊豆なんか福岡から見たら憧れの地、なんだけれども・・・静岡空港からだとちょっと遠そうだしねえ・・・このあたりの需要をどう引き出すのか?静岡が魅力のあるところ、というのはわかってもらえただろうが、じゃあそれをどう具体的に「旅行」という行為に結びつけていくか?というのがなかなか難しいなあ、とは中の人の話。
もちろん福岡としては、その逆、どうやって九州に来てもらうか、しかもその中でしばしば単なる通過点になりがちな「福岡」にどうやって滞在してもらうか、ということが大事なわけで・・・いやあ、思い浮かばない・・・
しかし、県知事、福岡空港をどっちに持っていこうとしているのか・・・