もうすぐクリスマスですねえ。

もうとめられないなあ、という景気悪化の流れの中だが、クリスマスというのはやってくる訳で。単に流通産業にのせられてるだけじゃん、とかいいながらも、のせられることも出来ない現実というのはやはり厳しい。

夕方から福岡の大型商業施設、キャナルシティ博多へ。なんだかキャナルシティを増床してディズニーの屋内アミューズメント施設を入れる、といっていたのが遠い昔のようだ。
検索してみると今年の年初の記事がヒットした。もう流れてしまいそうなので、長めに引用させていただく。


 東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)が、世界初業態の屋内型娯楽施設を、福岡市内に開設する方向で候補地の最終調整に入ったことが31日分かった。関係者によると、同市博多区で計画中の「第二キャナルシティ」内が最有力。九州新幹線鹿児島ルートが全線開業する2011年をめどに開設する意向で、08年2月にも開設場所を決める見通し。
 同市内ではJR博多駅とその周辺、天神地区で大型再開発計画が相次いでいる。これに世界初登場のディズニー屋内施設が加われば、九州だけでなく国内やアジアからも注目されるのは確実だ。
 関係者によると、福岡の候補地として5カ所をリストアップ。大型複合施設内の複数階にまたがって入居する方式を想定し、賃料や周辺環境などを精査している。この中で、九州新幹線の全線開通で利用客増加が見込まれるJR博多駅に近く、中国や韓国からの観光客も多いキャナルシティの新施設が、最も集客力が期待できるとみて、優先的に交渉を進めているという。
 新施設の内容は米ディズニー社とも協議中で、未定だが、既存のテーマパーク型ではなく、建物内部でディズニーキャラクターを使ったショーや飲食、物販の提供を中心に据える方針。絶叫型のコースターは設置しない方向という。オリエンタルランドの投資額は200億‐300億円の見通し。入場者は年間数百万人を想定している。
2007年5月にオリエンタルランドは地方大都市への屋内施設の展開を発表し、検討をすすめていたということで、福岡県でも官民あげての誘致が行われてそりゃも大騒ぎ・・・だっけな、確か。
この計画は結局秋に流れてしまった。まあ不景気だから、というよりも投資額などで折り合わなかったと報道されたと記憶している。

オリエンタルランド(OLC、千葉県浦安市)が屋内型ディズニー施設の事業化を見送ったことを受け、福岡誘致に動いてきた地元経済界では落胆が広がった。福岡市の大型商業施設「キャナルシティ博多」の増設計画(第2キャナル)の核を失った福岡地所は、開発計画の大幅な見直しを迫られることになる。
 第2キャナルは、2011年春に九州新幹線鹿児島ルートが全線開通するのを念頭に、キャナル隣接地の約1万平方メートルに同年度中に建設予定だった。 ディズニー施設の候補地が絞られていく過程で、福岡地所首脳は「福岡が最有力」と自信をのぞかせていた。行政や有力企業なども誘致委員会を結成し、地元は一枚岩だった。それだけに、計画撤回という予期せぬ結果の衝撃は大きかった。
 誘致委会長の松尾新吾九州電力会長は「多大な経済効果がもたらされるものと大いに期待していた。地元としては非常に残念」とコメント。福岡商工会議所の河部浩幸会頭も「観光の目玉として市民も期待していただけに残念だ」と、無念さをにじませた。 九州観光推進機構の大江英夫事業本部長は「韓国などアジアからの観光客にも九州の新たな魅力をアピールしようと考えていた」とため息を漏らした。
 関係者によると、OLCはキャナルの既存部分にも関連施設を配置し、一帯を「ディズニー色」に染める意向を持っていたとされ、福岡地所もその考えを尊重する構えだった。
こう考えるといろいろあった一年だったなあ。そういえば、ここキャナルシティでも中国とか韓国のお客さんを良く見、場合によってはそっちの言葉のほうが良く聞こえるほどだったんだが、なんだか減ったような気がするなあ、とか考える。来年は少しはいい年になりますように。