小倉駅から

先週の話。博多から0系のこだまに乗って降り立ったのは小倉駅
ついでに商店街を見に行ってみよう。
小倉には何回かしか来たことがないし、街というのを歩いた記憶がない。
さかのぼると、大学生の頃、まだ西鉄北九州市内線が門司まで残っていたころに撮影に来たことぐらいだろうか。まだ市内の中心はにぎやかだった記憶があるのだが、最近思い浮かぶのは駅前に聳え立つそごうの破綻から続く、どうも景気の悪そうな話ばかりだ。その小倉そごうも、小倉そごう→小倉玉屋→小倉伊勢丹コレット井筒屋と次々と店舗がかわりつつ駅前に聳え立っている。

なんてったって、小倉駅、上にホテルが入っているからもあるが駅舎が妙に巨大で無機質だ。その割には、在来線ホームが1階で改札口は3階、新幹線ホームが4階で人工地盤が2階…かな、というとモノレールのホームは3.5階になるのか4階なのかはどうも?だけれども、ともかくやたらと階段を上下する記憶しか残っていない。なんだか京都駅を立体構造にしたような感じ(いいとこないな)だろうか。

夕方7時過ぎだが、そんなにごった返しているようには見えない。駅前ではもうイルミネーションがはじまっていた。


さて、モノレール(北九州高速鉄道)で2駅先の旦過まで。
2駅先といえど、小倉駅の次の平和通は開業当時の小倉駅で、地元の商店街の反対で駅に直接乗り入れることが出来ずちょっと歩かせる、という程度の距離だし、平和通から旦過までも、ホームの先端から隣の駅で待つ人の顔が判るくらい近で、特定運賃の100円が適用されている。
 モノレールは地元の人で席がさらりと埋まるくらいの混み具合だ。沿線には特に大きな街があるわけではなく、完全に通勤通学の足、また別の毎日がここでは過ぎてゆく。