オオゼキ、いったい何を・・・

いやぱらぱらっと見ていて変なニュースなのでメモ。


オオゼキ<7617.T>は17日、過去複数年度にわたり不適切な経理処理を行っていたことが判明したと発表した。同社社員が過年度において同社の当座預金勘定に架空の仕入割戻金が振り込まれたように振込通知書を偽造していたという。
関係者によると同社員に金銭上のメリットはなく、帳簿の数字を合せるために行った可能性があるという。
 現在調査中だが、全体の業績に与える影響は1億0900万円程度になる見込み。 
 オオゼキでは内部調査委員会のほか、弁護士や公認会計士で構成される外部調査委員会を設置し原因究明と再発防止策を含む対応策を講じるとしている。
不適切な経理処理、というからてっきり現金を抜いてフトコロにいれていたとかそんな類かと思っていたが、仕入割戻金を増やしていたようだ。仕入割戻金、要はリベートなんだが、たしかに昔からいろんな不透明な会計処理の温床になっていそうなところではある。だからこそ厳しくつかれるんだけれども。
仕入割戻を架空計上、というと簡単に利益のかさ上げ、未収仕入割戻の計上という手段はしばしば使われる。最近の例で一番有名なのはダイエーだろう。決算期ごとに多額のリベート(仕入割戻だったり販売奨励だったり)を計上していて、ダイエーが転落していくのを隠していた一因だったんじゃないか、というのは有名な話だ。
 しかし、相手が当座勘定、というのは・・・あんまり聞いたことがないなあ。結局何の金だったんだろう。

なんだかいろいろ謎だ。