北九州空港ってもうちょっと使えるはずではと


 北九州市9月定例議会は10日、本会議を開き、一般質問が行われた。北橋健治市長は福岡空港の過密化対策をめぐり、北九州空港との連携を求める考えを改めて示した。【平元英治】
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 福岡空港の過密化対策では、現空港の滑走路増設案と海上空港新設案の2案が有力。市長は「北部九州での航空需要の伸びに切れ目なく対応していくためにも、空港間で連携していく必要性がある。国・県などに働きかけていく」と述べた。
 また、北九州空港の活性化策については、市内外で羽田−北九州便の利用をPRする考えを強調した。北九州空港に乗り入れていた貨物航空会社ギャラクシーエアラインズが廃業することには伊藤和央港湾空港局長が「想定していなかった」と釈明した。
空港関係の書類を見ていて、ふとこんなニュースに気づいたんだが。
福岡空港はご存知の通り、移転か拡張かのジャッジを下す期限が刻一刻と迫っている。国土交通省が新拡張案を出してきて、どうもそこに落ちとつきそうな気配もあるんだが、一応経済効果では新空港のほうが好ましいとかそんな話も出てきているようで、まあ予断を許さない、というかどっちになるのかなあ、というところだ。
個人的にはせっかくこんなに近くに24時間対応、しかも高速道路直結というインフラの整った北九州空港があるんだから、貨物機能を移せるように物流網全体を作り変えていくことに投資をしていくべきじゃないかと思っているんだけれども。
ギャラクシーエアラインズの撤退で、北九州空港から定期の貨物専用便は姿を消した。旅客機に混載で荷物を運んでいるのでいいといえばいい、そもそもそんなに取り扱いがなかっただけの話なんだが、貨物専用便(ていうかコンテナ)でないと運べない東九州の農産物などは東京へ販路を拡大しようとしていた矢先だっただけに結構な打撃になっているとか。
北九州市が肩入れしているSFJ・・・もなんともありませんな。