とかいう訳で昭和バスにて

マリノアからの帰途は昭和バスで姪浜駅へ。

日中15分毎で片道13分、シャトルバスのような感じだ。マリノアのテナントにも半額券がおいてあって、昭和バスの意気込みを感じさせるんだが、ちょっと大丈夫かなあとも思ってしまう。なんてったって片道100円、半額だと50円だ。この路線のためだけに数台朝夕バスを回送してきて往復運用につかせているのかなあ、と思うと。

という訳で昼下がりのバスは乗客2人でマリノアを発車した。確かに買い物から帰るのには中途半端な時間ではある、すぐにすれ違ったマリノアシティ行きにはそこそこ乗っていたから一定の需要はあるようだ。
すぐに4車線のマリナ通りにでるが小戸公園で左折、狭い道に入ってバスはずんずん進む。なるほど、バスは7年ほど前まであった姪浜北団地線をトレースするように走るのだった。小戸公園、小戸中央、小戸、びっくりしたことにどこでも数人ずつ乗客が乗ってくる。この辺の日常路線になっているのだった。姪浜北団地線の頃、昔は確か夕方だけ2便とか3便走るだけの免許維持路線のようなもので、しかも博多駅から延々と姪浜まではクローズドドア、そこからわずか4停留所だけで乗降ができるという不思議な路線だったことをふと思い出した。

姪浜北団地はマリノアシティからも見える小さな団地群、昔から、多分廻りがまだ砂浜や松林だった頃からあったような団地だ。そんなところの狭い四つ角で三点バックをしてバスは折り返してゆくのだった。まだバスが銀色だった頃の話だ。