去年のことをいま処理する

どうも公会計の仕組みがまだぜんぜんわからない。未収未払が存在しないってどういうこと?


 役所の会計は4月〜3月までとなっていますが、3月31日までに購入した物や完了した工事などは、支払いが4月以降になってしまいます。又、事業に対する補助金なども、4月以降に収入となる場合があります。これを4月だからといって翌年度会計には出来ません。

 そこで、5月31日までの期間を「出納整理期間」として、旧年度の支払いや収入を処理する整理期間とします。最終的に年度の会計を締める時期を、出納閉鎖と言って5月31日で締める事になります。

なるほど、確かに年度主義に立つ以上年度で決まったことは年度で整理をつけなければいけない、という概念なのはわかるんだが、ではそれがどうして5月31日までなのか?とか素朴な疑問が次から次へと沸いてくる訳だ。
予算で決まったことはその年中に、という原則があって、では何がなんでも年度末の工事のように無理やりにでもその年に、ということはなくてちゃんと救済策はある・・・んだけれども、どうして実際はそうなっていないのかなあ、とかいろいろ新鮮な毎日。
 ま、腐らずにやってるんだけれどもね、たまにわざとこんなに面倒くさい仕組みにしてるんじゃないか?とか疑ってみたりする訳だ。

 やっているのは昨年度の事業にたいする評価なんだが、まったく昨年度のことなんて知らないもんなあ・・・