いまどきなのかという気もしないことはないんだけれども

毎日出勤中に、近くのスーパーによって出勤している。九州地場のスーパー、サニー(http://www.sunny-net.co.jp/)なんだが、以前も書いたが西友の完全子会社になっている。以前は比較的高品位の、しかしどこにでもあるスーパーだったんだが、思い切って西友そのもののような店内に変わっている。高い什器、エンドの単品大量陳列は特徴的で、まあ目当てはPBの缶コーヒーなんだけれども。
で、そんな西友のニュース。


 西友は3年以内をメドに、売上高に占めるPB(プライベートブランド=自主企画)商品の比率を現在の約5%から10%に倍増させる。PBの販売額は1000億円を超える見通しだ。世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズによる完全子会社化を機に同社の生産拠点を活用、調達コストを削減する。生活必需品の値上げで高まる消費者の節約志向に応え、割安なPBで集客力を高める。
 PBのうち米本国のウォルマートと共通のブランド名で展開する主力の「グレートバリュー」は現在、加工食品と日用品を中心に約1000品目ある。これを3年以内に2000品目以上に増やす。ウォルマートが生産を委託するアジアなどの工場や、世界70カ国の調達網を活用する。(07:00)
いまさら、しかも倍増?とびっくりしたんだけれども、ウォルマート傘下になった割には意外とPB比率って低いのね、というのが正直な感想だ。5%から10%へ倍増させる目標というのは去年ダイエーが立てているし、たとえばイオン傘下のベルクですら10%弱はちょっと前にあった筈だ。ウォルマートのPBといえばいわずと知れた世界調達、というよりも中国調達な訳で、そんなに価格の有意差をだせるんかいな?とは強く疑問に思うところだ。ていうかGreatValueのPBってたまに不可解なものがあるんだよなあ・・・

ウォルマート傘下になってもなかなか業績が回復基調に向かわない西友、PBが・・・とかいうよりも商売として周辺の商圏分析とか価格の駆け引きが下手なんじゃないかなあ、とは強く思うところだ。