正直うまくいかないと思っていた

道路特定財源問題での公共事業の行方が気になる今日この頃ではあるのだが。


大分県九重町の「九重“夢”大(おお)吊(つり)橋」の入場者数が4日、開業1年半足らずで300万人に達した。最近は国内ばかりではなく、アジアからの観光客も目立ち、好調な集客が続いている。
 大吊橋は2006年10月30日に開業し、1年間で入場者が230万人を突破。冬に入って集客ペースはやや落ち込んだが、今月3日には韓国から初めて高校の修学旅行生約400人が訪れるなど、集客の幅を広げている。入場料収入は約14億3000万円となった。
 大分銀行経済経営研究所(大分市)の藤沢憲治調査研究部長は「阿蘇熊本県)、別府温泉大分県)を結ぶ新たな観光地として、アジア観光客の人気を集めつつある」とみている。
 300万人目となった広島県の会社員小栗孝樹さん(41)は「大分は温泉のイメージがあったが、新たな観光の発見ができた」と喜んでいた。
この九重”夢”大吊橋、場所はここ、公式ページはここ。平成18年10月末に九重の山の中に出現した巨大な吊橋で、特に周囲に何があるわけでもないところだ。完成のニュースを聞いて、あと観光客が来ているということは聞いていたが正直「また村おこしだかなんだか知らんが無駄なもの作ってww」とか思っていたので、このハイペースでの投資回収振りには驚きだ。口コミ情報ガイドのサイトに写真を見つけたのだが(ここ)思ったよりも橋はコンパクトで、そこに集まる大量の人、どうしてこんなに人が集まっているのか正直わからない。ちなみに従前まで日本一だった常陸太田市の「竜神大吊橋」、こちらは竜神ダムの上に架けられた人道橋なんだが開業14年目の2008年1月に500万人を達成したとか。そりゃ無駄な公共事業とマスコミの格好の餌食になる訳で。

とか思いながら探していると、こんなサイトを作られている方を発見ヽ(・∀・)ノ

こうしてみると、簡単なことだが

  • 広域的に見ると観光スポットである九重地区の中なので、通過観光客を誘導できる

というところから始まって、修学旅行やバスツアー(ここを組み込んだ日帰りバスツアーのまあ多いことww)への営業活動、そして通過型から滞在型への進化を目指す試み、といろんな仕掛けが連続しているんだなあということで、こういう生かせるところを最大に生かす知恵、というのが大事なんだと改めて.

GWとか混むんだろうなあ.