事故なんかではなく

・・・餃子に始まり餃子に終わった日だったorz


中国産の冷凍ギョーザを食べた兵庫県高砂市の自営業の男性(51)ら家族三人が、有機リン系の農薬「メタミドホス」による中毒になっていたことが、兵庫県警などの調べで三十日分かった。
 県警によると冷凍ギョーザは中国産で、ジェイティフーズ(東京都品川区)が輸入。商品名は「手包みひとくち餃子」の二十個入り。昨年末、自宅近くで購入していた。
 兵庫県警は製造段階で混入した可能性があるとみて、食品衛生法違反容疑などで調べている。
 調べによると、中毒になった三人は男性のほか妻(47)と二男(18)。五日午後六時すぎ、夕食に冷凍ギョーザをフライパンで焼いて食べ、直後に嘔吐おうとや下痢を訴えて病院に運ばれた。
 数日前、二男だけが五個食べていたが異常は出なかった。五日に三人が残りを食べ、中毒を起こした。十日間から二週間入院し、現在は回復している。
 兵庫県科学捜査研究所の鑑定で、ギョーザのパッケージの内側から、日本ではほとんど流通していない有機リン系農薬で、キャベツなどの殺虫に使われているメタミドホスを検出した。熱を加えたり水を加えても、メタミドホスの毒性は変わらないという。
昨晩から幾度となく報道されている、中国天洋食品製造の餃子が原因と思われる中毒が明るみになった件で朝から社内外の対応を収集したりしているうちに一日が終わる。昨日の報道では「残留農薬?」的な感じをされていたがそれにしても症状が重くかつ局地的、しかし国内でもばらばらのところで中毒がおこっていたり、なんだか不可解な事件だ。考えつくとすれば工場〜商社が国内で輸入 の段階で何者かが混入させたか、店頭で何らかの混入事件があって、同一犯か偶然か全国的なものだったか、ということくらいだ。しかし、5日に症状が出た事件が今頃報道されたりして、なんがなんだかよくわからない、というのが正直な感想。
よくわからないけれどもどうやら大きな話である、というのは間違いのない事実で、こういう件はこれまで大体「事故」という取扱だったのだが、この件に関しては「事件」という扱いを(とりあえず)社内ではされていて、今後もっと大きな話になることが予想される。

で、実際「中国製品の安全性や如何」という話と同時に必ず聞かれるのが「どれくらい当該会社で生産した冷凍食品が流通しているのか、また中国産の割合はどれくらいか」ということなんだが、現状これは正直言うと「わからない」。おそらく俺が働いているスーパーだけではなく、どの会社でもそうであろうと思量される。同じ商品でも時期・ロットによって生産されているところがころころ変わるわけで、輸入元では何とかそこまではつかめるだろうが(一筋縄ではいかないようだが)それがどう流通しているかになると、正直追いきれない。食肉のような生産履歴システムが必要なんだろうか?

とにかくQ&A、対応等確認の後22時過ぎ撤収。思ったよりも早く撤収できたのでまあ。