松本電鉄続報

昨日のアルピコグループの金融支援のニュース、長野ではやっぱり結構大きなニュースになっているようで。なんだかんだいって、何か松本でやろうとすると「八十二、アルピコ、SBC信越放送、そして信濃毎日新聞」はどこからか出てくる、というくらい、やはり地元の経済界では大きな力を持っている。福岡で言うと「福銀、西鉄FM福岡西日本新聞」ってところか。


八十二銀行企画部広報グループによると、同行のアルピコグループ各社に対する債権は、松本電気鉄道(63億円)、アップルランド(56億円)、東洋観光事業(77億円)など計約284億円にのぼる。
 同行は支援を決めた理由を、「法的整理となれば、地域経済に多大な損失が出る。再生計画は実現性が高いと判断したため、全面的な支援を決めた」と説明している。
 「私的整理に関するガイドライン」は、会社更生法民事再生法などの手続きによらず、金融機関などが債務を減免し、経営を再建するもので、一般債権者には債権放棄を求めない。
 八十二銀行が私的整理を用いるのは初めてで、115億円にのぼる金融支援は同行では過去最大規模という。同行は私的整理による支援を決めた理由について、「倒産した場合に比べれば、(私的整理は)損害の実額が少なくてすむ」と説明している。
全額引当済とはいえ、まあ前々から知っていたがもうどうにもならない状況になったんだろうなあ、といったところか。


松本市は再生計画を慎重に見極めて対応する構えだ。菅谷昭市長は「計画に沿って再生されるよう期待する」とコメント。採算が取れない市内バス路線は見直される可能性があるが、中沢孝政策部長は「既存路線を維持し地域の足を確保していただきたい。バス、鉄道の利用客が増えるような施策を検討する必要がある」とした。
いやこのそっけなさが・・・らしいなあ。