二日目

午前中に試験が終わってしまい、後は・・・まあ。それにしても福岡はもう冬、風が冷たい。
街に出て買い物をしたりぶらぶら。

吉塚からバスに乗って中洲へ。

その昔は福岡の文化の中心だった中洲、その絶頂期を無論おれも知らないのだが、この一角の賑わいだけは昔のままだろうか。数年ぶりにここをとおったが、まだ中洲大洋が残っているとは思わなかったのでちょっとびっくり。昔はピカデリー・東宝等各社系列の映画館が軒を並べていた中洲でいまや唯一残る映画館。日曜の昼過ぎなのに人通りはまばらでなんだか行く末が心配なんだが、もうそういう時代といえば時代なのかなあと。あたりには高層マンションがぽつぽつと建っていて、都心回帰が見られるようだ。

隣がgate's.先般のビジネスサテライトだかで、オープンしたライブハウスがおっさん向けのメニューで人気、という話を聞いてさてそういえばあの商業施設自体はどんなもんになったのかいな、と思って行ってみたのだが。


ターゲット年齢は、25歳以上。こざっぱりとしたきれいな店内で、心地よく座って飲食メニューを楽しんでもらいたいというコンセプトで出来上がった。「年齢層のターゲットは幅広いです。私的には、ロックは若者だけじゃないぞ!とクラシックロックなどのライブもやっていきたいですね」と岸本さん。イベンターからの問い合わせも相次いでいるそうだ。

相変わらずテナントは入っていないようで、1階は3店舗と無料ギャラリー、2階はかろうじてアクセサリーショップ1店舗、3階はそういえば先日までキムラヤが入っていたはずだが撤退して閉鎖、4階は結局JRAが入るらしいとだけ・・・といった具合。上層階のレストランゾーンだけかろうじて半分くらいテナントがはいっているかな、といった感じだが、お客はほとんどおらず、いったいどうして成り立っているのかが正直さっぱりわからなかった。道路の向かいにある「スーパーブランドシティ」は、売上連動の賃料になっていたからこそ売り上げが極端に悪くなるとそのまま家賃が下がるだけ、ということでいつまでもだらだらと長続きした感があったが、ここの収入はどうなっているんだろうか。不思議だ。

もしかしたら平日はビジネスマンでそこそこ入っているのかもしれない。中洲あたり、天神からも歩いてこれる環境はなかなかいいのかもしれないが、どうも建物全体の印象が相変わらずわからないのだ。といあえず、中に入っているカラオケボックスはやたらと安くなっていたのだが。

転進して中洲の商店街をぬけていく。せいもんばらいのチラシが出ていたり、力士がそこここにあるいていたりして冬が近いことを思わせる。昔からずいぶん人出は少なくなったようだが。


商店街の向こうの元渕上百貨店、マンション建設中。これもやはり都心回帰、ということになるのかなあ。その隣は博多駅。阪急百貨店進出のために建て替え中。新しいものは続々とできるのだが、それに追いつくような実体的な消費の変化とかはあるのかなあ、とちょっと疑問に思うのだが、それでも街の姿は変わってゆく。