そんなこんなで

 朝から某所にて缶詰試験。思ったより話が弾んだのは何なんだか。

 行く途中、自宅からだと香椎の町を横断していくことになる。福岡の副都心、ともう20年も30年も前から言われているが、副都心になる前に町の中心部はすっかり廃れてしまっている。
 香椎、といえば松本清朝の「点と線」西鉄香椎駅国鉄香椎駅、そして香椎海岸。香椎海岸は俺の記憶にある20年前にはもう埋め立てられて団地になっていたが、国鉄香椎駅西鉄香椎駅もまだ昭和30年代の姿をのこしていた。10年ほど前に国鉄香椎駅が駅ビルに改築され、いつまでも戦後のバラックのような姿のまま残っていた、薄暗い西鉄香椎駅も先日高架の新しい駅になってしまった。
 ただ、駅の隣は崩れかかったような商店街が続いている。殆どが空き店舗のようでいつ行っても薄暗いのが悲しい。

駅は昔も今ものんびりとしているんだけれども。電車はもう25年も前からワンマンなんだが、ドアスイッチは乗務員扉横についたままなので、毎回運転手がよっこらしょ、と立ち上がる時間がかかる。駅について、たっぷり待ってドアが開く。駅員さんがスロープを渡す。のんびりした時間。

駅前食堂は健在だった。

クッキングパパによくでてきますな、ここ。

 点と線は今度ドラマ化されるということで、ロケセットの写真展をやっていた。暫く時間をつぶして試験会場へ。