筑豊鉄道しみじみ

春で部分廃止になった西鉄宮地岳線津屋崎線に乗って家から街へ.

待っていると、313系がやってきました.3月31日の部分廃止後2編成だけ残った内の1編成、315-365、部分廃止後も会えるとは思っていなかったのでちょっと驚きつつなにかうれしくなってくるわけです.

和白駅香椎線に乗り換え、こっちはキハ47の独断場、一時期キハ200形式が入っていたこともあったのですが、4年ほど前に撤退してしまい運用車両が昔に戻ってしまった不思議な線になっています.うだるような暑さの中、「JNR」マークの入った扇風機を全開にまわしながら香椎、長者原へ、長者原から普通、快速と乗り継いで緑の山を抜け直方までやってきました.
博多駅の移築という話もある、明治時代築の直方駅舎、昼下がりで閑散としています.ひっそりとした市街地を歩き、10分ほどで筑豊電鉄直方駅へ、そこから中間のほうまで出てうろうろと写真を撮ったりしていました.いや本当は4月に行った(id:sa-50:20070414)筑豊香月あたりの田園地帯、もうそろそろ麦の刈り取りから田植えの時期になっているだろうと思っていったのですが、一面まだ土色の荒涼とした大地が広がっていた次第、写真にはどうかなあ、といった雰囲気だったのでそのまま中間の街中で撮っていた次第です.おそらくこの少雨の影響で田植えが遅れているんだろうなあ、と思います.今日もまったく雨の降る気配もないし、大丈夫なのかなあ.



日は長いながらもだんだん西に傾いてきました.ちらほらと通学の高校生の姿が目に留まるようになり、ラッシュが近いのでしょう2000系の3連接車が運用に入り始めました.中間の町の中もすこし車が増えてきたような気がします.学校帰りの小学生が走って踏み切りを渡ってゆきます.静かな静かな日常の風景です.