南国、地の果て.

先週に続いて、なんとなくぼんやりと千葉まで走ってきました.夜半に環七→R16→市川から高速に乗って市原まで.ちょっと仮眠を取ってから木更津、さらにR127を南下してゆきます.早朝の国道はまだ静か、日差しはだんだん強くなってきていますがまだ夏には遠く、過ぎ行く街もまださびしげです.

ちょっと寄り道.

朝日を受けて輝く田圃の向こうには青い東京湾、その間を走り去って行くのは千葉行きの113系スカ色.国道から一本入った海沿いの集落のはずれには静かな風景が広がっていました.集落にはぽつんと天羽日東バスのバス停が立っていましたが、朝行って夕帰ってくるだけの一日わずか2往復だけしかバスは来ないようです.田圃には「圃場整備記念碑」がたつものの、荒地になった休耕田も目に付きます.東京からわずかな距離なんですが、なんだか田舎、いい意味でも悪い意味でも田舎だなあ、といったところです.この田圃は集落から離れているんですが、手押し車のおばあちゃんがじっとこっちを見ていました.

さて、ここでデジカメのバッテリーが切れたので写真がないのですが(ぉ

朝日を浴びながらさらに南下して、浜金谷の町を過ぎて鋸南の道の駅へ.横の港でぼんやりと釣り糸をたれていました.よってくるのは河豚ばかり、ただ今日も静かな時間が流れて行きます.

昼前からさらに南下して館山まで.そういえば館山、たしか青春18きっぷをつかってきた記憶があるのですが、こうして街を見るのは初めてでした.なんとなく背の低い建物、なんだか道の両脇に高く茂った垣根と民家、まさしく南国の風景が広がっているような気がします.ろくに入らないFMラジオをとめると、静かな街のざわめきが聞こえてくるわけで、鹿児島とかとなんとなく似ているような気がするのはどちらも端っこの町だからでしょうか.
特に全然釣れない日、というかろくにつれたことがない海釣り2日目の日でした.