電子マネーについての私感

電子マネー、あんまり使っていないようでSuicaなんかでよく使っているんですよね.スーパーでも使えると使ってしまいます.
さてそんな電子マネーがスーパーマーケットに何をもたらすのか、このページがなかなか具体的で面白いです.


 「休日のセールを目的に多くのお客様に来店して頂くことは、それはそれでありがたいのですが、小売り店が第一に利益を還元しなければならないのは、毎日来店してくださるお客様です。平日の売り上げが、休日の安売り販売の補填や広告販促費に回るというのは、優良顧客である平日リピーターの利益を損なう。これが今の小売業の“いびつさ”であり、我々が電子マネーおサイフケータイ導入で目指したのは、この(いびつさの)是正。平日リピーターを守るという考え方なのです」(浅野氏)
 具体的には、送信料のかかるFAX会員や、発行や集計にコストがかかるクーポン券を段階的に廃止。2003年4月からスタートしたアサノのEdyカード「おさいふカード」に独自のポイントプログラムを組み合わせて、優良顧客への利益還元、囲い込みツールとした。Edy導入に踏み切った背景には、将来のおサイフケータイ活用があったという。
2003年からということは、スーパーマーケットではまだほとんど電子マネーの効果なんて考えていなかったその昔の頃、そのころから取り組んでいるだけあっていまや「スーパーで電子マネーといえばここ」というほどの普及率だとか.この続きの記事もかなり面白いものでした.

地域密着の中で利用率が5割以上というのは驚異的.電子マネー、やっぱりこれから加速度的に普及していくんだろうなあと思わずにはいられません.
いろいろ見ていてやっぱりすごいなあと思わせるのが、同じ電子マネーでもアプローチの仕方を変えているところ.お財布ケータイに専用カード、チャージの仕方も人それぞれな訳で.


際店内ではあっちこっちから「シャリ〜ン♪」「シャリ〜ン♪」と聞こえまくりです。
ほんとうに年配の方でもチャージ機でチャージしてからお支払い時にEdy払いしてるんですね〜。
逆に、お年寄りならお金を出す作業がないのでカード一枚で決済できるのは画期的ですよね。

こちらがスーパーあさので利用されているチャージ機です。
私も始めて見る「お釣りの出るチャージ機」・・・。

ということで、今日目に付いたのがこの記事.


イオンは24日、東日本旅客鉄道JR東日本)が運営する電子マネー「スイカ」とNTTドコモのクレジット決済システム「iD」が利用できるサービスを開始すると発表した。まず来月1日から関東にあるイオンの89店でスタートし、2008年度中には全国の3700店に広げる計画。買い物客の利便性を高め、売り上げ増につなげる。
 電子マネーの読み取り端末はJR東日本とドコモが共同開発した。3月18日からスイカと相互利用が可能になる関東私鉄・バス共通ICカード乗車券「PASMOパスモ)」も使えるようになるほか、ビットワレットの「エディ」との共通化も検討している。
 イオンではこの端末を関東のスーパー89店舗に4000台設置し、08年度にはグループのコンビニエンスストア、専門店などに5万台を設置する。同時に2月からイオングループのクレジットカードとスイカが一体化した「イオンSuicaカード」の募集も始める。
何よりもすごいのが、「08年度までに5万台」というこの数字です.セブン&アイ今年春までに1万台以上といってますしそのうちクレジットカード並みにどこでも使えるようになって来るんでしょうかね.それと同時に、投資に追いつけない店がふるい落とされようとしているのでしょうか.しかしいくらかかるのか・・・