北九州空港って・・・いるのか?

正直そう思ってしまうわけですよ.昔の、定期就航をしてるんだかなんだかわかんないやたらと休航の多い東亜国内航空のMD-80だかなんだかの時代しか覚えていない、また北九州のこっち側というと、日産の苅田工場に工場見学に行ったなあ、くらいしか覚えていない身にとっては.
そもそもどこにあるのかなあとピンときませんでしたが、向こうのほうに大きなフェリーが停泊しています.関西とを結ぶフェリーの発着する新門司港のちょっと南を埋め立てているとの事.

福岡の中心といえば福岡空港、福岡の南にはこれまた開港後日の浅い佐賀空港.となると、福岡北部、大分、山口・・・くらいが客層のターゲットなのかなあ.もちろんメインターゲットは北九州の在京企業群の法人利用ということなんですが、いかにたとえば各社の総務部とかに名前を売り込むか、ということでしょうかね.
 というのも、SFJに乗って、着陸5分前くらいに山口宇部空港のすぐ上を通るんですよね.本当に至近距離で、エプロンに留まっている機体を判別できるくらい.探してみるとこんな記事まで.


山口宇部空港は、約三十キロ離れた北九州市北九州空港と空路が重なり、両空港を管轄している福岡市の福岡航空交通管制部が航空路監視レーダーでは、低空域を正確に把握できない。
 このため、一方の空港で着陸体勢に入ると、もう一方の到着・出発便は待機。両空港で遅延が発生している。

その少し前には岩国空港が見えたような気がしますが、岩国空港が民間に開放されるともういったいどうなるのやら.
いろいろな想いがあって作った空港でしょうしねえ.駅の周りにある大きな工場で目立つのは、新聞の印刷工場に製紙工場、あとは昔からありそうな自動車部品の製造工場とかそんなのばかりですが、その辺いかに誘致できるか、という日本中どこでも抱えている結論になるんでしょうかね.せっかく作ったものが無駄にならないことを祈るばかりな訳で.
 空港からは各方面に高速バスがでていますが、とりあえず路線バスで日豊本線の最寄り駅(朽網駅)へ.何とも荒涼とした開発中の工業団地から、旧集落にぴょいとはいるとそこが朽網駅でした.駅前に店舗が一軒もないような小さな駅です.空港への窓口、といわれてもなあ、という気もしますが、折り返して空港行きになるバスには10人ほどが乗ってゆきました.そこからはことことと813系に揺られて小倉へ.