じゃ、どうするの?といわれるとなかなか

それはそれで難しいわけですが.


 別府市の楠港跡地に大手スーパー・イズミ(広島市)を誘致する問題は、出直し市長選で「民意」が問われることになった。西日本新聞社は、市民が誘致についてどう思い、選挙となることをどう評価しているかについて、有権者50人にアンケートを実施した。その結果、誘致に賛成は5割近くを占め、反対を上回った。一方で、住民投票を避けるために浜田博市長が選択した「辞職―出直し市長選」の手法には、評価しないとする回答が多かった。
大分は別府、大型店の誘致をめぐってついに市長選まで起こる騒ぎになっています.出店候補地は別府市中心市街地にもほどちかい楠港跡地.1992年に埋立が完成して、当初は観光客向けの「インターナショナルな」大型観光商業施設を作る計画だったらしいんですが頓挫したまま15年間もほっとかれていたとか何とか.そういえば昔見たような見なかったような気がします.ようやく最近の景気回復で手を上げるところが出てきたんですが、こんなかんじ(別府市)で大型SCがいくつかといった状況です.
で、他のいろんな場所と同様に反対運動がおこって街づくりというお題目が引っ張り出されて、といった感じで進んでいるようです。署名活動が起こって、イズミ進出の是非を問う(一社限定の住民投票というのもずいぶん珍しいような気がしますが)えっとこれは議会で否決されたんですっけ.でも議会もなかなか誘致に賛成の一枚岩でもないようで、誘致に関して判断を留保したところ突如市長が辞職、出直し選挙に打って出たという.反対派はあくまで住民投票を求めるようですが、こっちも勝算があるのかはなはだ疑問・・・で上の報道に至る訳です.えっと、これで大体あっているのかな?
この件に関しては、反対運動の中心的な人に地元の百貨店の経営者が入っていたり、反対派は反対派でこれまた一枚岩になれないでいたりぐぐってみると面白い状況が次から次へとでてくるんですけど、それはさておき.
個人的には郊外の大型SCというのはどうも好きになれないんですが、市街地のSCについては併せ呑んだ街づくりができるんじゃないかなあ、と思っています.むやみな反対運動にならないようにどうかかわっていけるのかその辺が大事じゃないかなあ、とは思うんですが・・・別府市の状況を見ると、行政って結局どういう方向に持っていきたいのかなあ、市民が地元の商業に期待するものってなんなのかなあとか考えてしまいます.