「ながら」で西へ

会議進行でまだみんな残っている深夜8時過ぎにY君と連絡が取れ、ムーンライトながらに乗車することで決定.さすがに会社で着替えるわけにはなあ、でもスーツを持っていくのもなあ、考えた末靴だけ履き替えることに.ということで、靴と鞄、上着を残したままで、あ、仕事もたんまり残したままで22時過ぎに撤退.先に帰るのって気が引けるような気持ちいいような.しかしリアル電車男って、そりゃないよ.
地下鉄の駅でロッカーからカメラバッグをサルベージ、大手町から長い長い連絡通路を抜けて東京駅に着いたのは22時10分過ぎ.ホームには満員の通勤列車、金曜夜だからもう酔客の姿もかなり多くなってきています.
ムーンライトながらの指定券は売り切れです.自由席がありますので普通電車で小田原まで先行してください」のスクロールを横目に、30分発の通勤ライナーで小田原まで.

久しぶりに乗ったのは国鉄型の185系.早めに着席してボーっとしていると次々と人がホームに駆け込んできます.自動販売機の残席表示は瞬く間に減ってゆきますが、やがて発車時間1分前で発売が打ち切り.ドアが閉まって、ゆっくりと列車はホームを離れてゆきました.「普通列車にも使える」両端ドアの急行形式、MT54電動機でギア比は近郊電車と同一の4.82、最高速度は110キロと「特急電車」としては今一な感の否めない185系ですが、E231系なんかにはないモーター音、安定した走行音はやはり安心感がある、そう思うのはやはりオッサンなんでしょうか.ゆっくりと加速しながら浜松町の駅のホームが後ろに飛んでいきました.そのままうとうとしていると、藤沢、茅ヶ崎、帰宅客が次々と降りていきます.少し電車が遅れているのは金曜日だからでしょうかね.