寒風身に沁みる

・・・季節になってきたなあ、と深夜の浜松町駅のホームで思わず身を竦めました.最終の京浜東北線を降りると丁度時刻は午前1時、駅前のバス停で深夜バスを待っているのもさむ眠い季節がやって来る訳で、深夜ということもあいまって静かに黙々とみな背を丸めてバスを待っています.俺みたいに残業で遅くなった人、飲みにいった人、これから経路にある工場に出勤する人、一台のバスですがさまざまな事情を載せてバスは一つづつとまり、そのたびに寒風が車内に入ってきます.いやあ、せめて終電で帰れるようにもうちょっとがんばろう.そう思った午前2時前.

さて、最近週に1〜2回は使っているこの深夜バスが出来てほぼ一ヶ月がたちました.一ヶ月目ということでおそらく運行会社の中で成績レビューが行われたりするんでしょうかね.今のところ、乗客は丁度1台で足りる程度のようです.さすがに週末は混みますが、ノンステップの10.5mエルガでちょうど収まるくらい、たいてい続行が用意されてるんですが続行にまわるのは数人だけ、ということもあるようです.
個人的には便利なんですが、同方面には池袋からの深夜バスも出てるからなあ.また同じく深夜には乗り合いタクシーもあったりして深夜でも競争があるんでしょう.個人的には便利なんですが、運転手さん、また毎日ビラをくばって集客している社員の中の人のことなんかを考えるとはて、ペイしているのかな?と正直心配になります.ハンドル時間とかはどうなっているんかなあ、社員さんもどう普段の勤務と折り合いつけてるのかなあ、と、ウチの会社にも深夜まで営業している店とかいくらでもあるんで、心配になってしまうわけです.かといって利用者としては廃止されてもちょっとねえ、とも思うんですが.いや、でも本来はもうちょっと早く帰ればよいのか.こうやって長時間労働の環境が整ってくるわけですね.