都営桐ヶ丘団地

sa-502005-10-23

昨日に続いて団地ネタで恐縮ですが、友達が都営団地に入居する、というので一緒に見に行った次第で.
桐ヶ丘団地は以前にも書きましたが、隣接する都市機構の赤羽台団地と並んで、都23区内で戦後初めて建てられた大規模団地になります.1950年初頭、米軍施設を取り壊した広大な跡地(その前はたしか帝国陸軍用地だった筈)に建設された団地ですが、当時の世相とまた高品位な住居確保という命題に取り組んだ結果か、まるで団地の展覧会のようなさまざまな形式の住居が混在しており、さらに最初に立てられた棟の一部は高層住宅などへの立替が進んでおり、さらにいろんな形式の住居が混在しています.いやあ、興味深い.ポイントハウス、商店棟、スターハウス.メゾネットタイプの中層建物なんて初めて見ましたよ.友人の当選した建物も、築30年程度の風呂が無かった時代の建物に増築した不思議な間取りになっているようなんですが、それはまた.つい最近までは団地内に銭湯も残っていたようですが・・・

団地内の小学校では、「ふれあい運動会」が開催されていました.団地に多く住む高齢者の方々が多く参加されていたようです.働き盛りの人に安価で高品質な住居を提供し、また児童を町ぐるみで育てるのがかつての団地の使命の一つであったのなら、またついのすみかの提供というのもこれからの団地の一つの使命になっているんだなあとぼんやりと秋晴れの青空の下、団地を眺めながら思うのです.

すぐ近くではやはり「東京メガシティ」などの新築高層マンションが続々建設され、若い住民の方が増えているとか.ふと興味があってググって見たのだが()、やはりこういうところはところでいろんな問題があるようです.こういうマンションもあと数十年かすれば同じように支えているものが変わってくるんでしょう.その時代を予測するのは難しいですけど、ある程度グランドデザインを以前に示し、そしてだんだん時の流れとともに変わっていく、という変化は追っていて大変面白いものです.