どこもかしこもステンレス

福岡と大牟田を結ぶ西鉄大牟田線、高校は久留米にあったのでよく利用した.白と赤のツートンの特急、イエローに赤帯の急行、そして微妙な青緑の普通.それぞれが個性的で、そして今も走っている.しかも東京とかの電車に比べて他社線区に乗り入れるわけでもなく、列車種別も少なく、そして同じ形式の列車を大量に作るので、福岡の電車といえば、というイメージがとても強い.一年に何回か福岡に帰ったときに、昔のままに走っている電車を見ると一気に時間が遡ったような安心感があるんだが、街が少しづつ変わっていくように電車も変わっていく.どうやら新車が入るとか.


 西鉄によると、新型車両は〇五、〇六年度にそれぞれ六両ずつ、〇七年度に五両を導入し、主に急行電車として運用。車体材質を従来の鉄からステンレスにすることで軽量化し、消費電力を節約するほか、パンタグラフや車内冷房などの装備も改善し維持管理費などの削減も図る。
 デザインも一新し、車両正面の傾斜と丸みのある車体でスピード感と温かみを表現。車内には、転換式の二人掛け座席を採用する。車両のモデルチェンジは〇三年三月以来三年ぶり。
文章だけだと本当によく分からない.丸みのある暖かい車両、といえば甘木線にいた200系のイメージがあるんだが、ステンレスの地肌に「ブルー、イエロー、レッドのライン」と全く違いそうな感じ.・・・という訳で、公式リリースに行き当たった.

・・・なんか南海電車にこんな顔してこんな色したのいなかったっけ?このへんの1000系とか10000系とか、がそっくりなような気が・・・もうひとひねりあったらよかったのになあ、というのが最初の感想.
いや、実際のお客様にとってはそんなことどっちでもいい、南海電車と比べるほうがおかしい、というのは百も承知なんだけどね.
しかし、東京の10両とか12両とかの電車にすっかりなじんでいたので忘れていたんだが、福岡の電車って6両編成(特急とラッシュだけ7両)だったんだな.やっぱり東京はおかしいのか・・・

ついでに、07年度の5両って・・・2+3かしら.増結用?一体なんに使うのかしら.