金利の話で思い出したんですが

昨日、金利がどうというエントリで書いていたんですが、今日の通勤の三田線の車内、俺の目の前にかかっていた広告にふと目が留まりました。

すみません、この年になっても俺仕事上でしか定期預金に縁のない人なんでアレなんですが、Yahoo!FINANCEなんかのデータと比較してもかなり高いレートを提示してるんですね、新銀行東京.ただしもちろん中途解約不可(解約した場合は元本のみ返還)、という条件がつくのですけれど.
他行でも、たとえば新生銀行年利1.1%の商品を出していたりと条件付円定期、やっぱりはやっているんでしょうかねえ.

この「新銀行東京」、中小企業支援の意味合いの強い石原都知事きもいりの銀行、というのはよく知られたところですが、融資の対象とした「大手から貸しはがしを受けたり不当に冷遇されている」中小企業に対しては、不良債権処理にひと段落がついた大手が積極攻勢をかけてきたり、一般から出資をつのっては思うとおり集まらなかったりとかなり苦戦している様子です.サイトをみても主な業務って・・・地元信金の融資先たる中小企業に対する保証業務なんじゃ?と思うほど.一般の人に対しては・・・ましてや、って感じですね.面白いことにATMの配置が恐ろしく一部交通機関に集中してるんですが、そのおかげで俺も知ってるようなものですもの.でもこのATM,なんかすみのほうに追いやられている例が多いような気がしますが.
もちろん「東京の産業育成」という期待を担って生まれてきた銀行なんですが、正直「銀行である必要ってあったのかな?」とか思ってしまう訳で.いや俺の友達でもちっちゃな会社やってる人もいれば逆に信金の人もいて、いろんな話を聞いたりするんですけど、やっぱりそこには長い関係つうのがあるんだな後か思うんですよ.いろんな相互のノウハウの蓄積があって、結構綿密にリスク管理をして金を貸す、借りる、返して逆に運用するとかいう部分もあったり.そんな中で、新しく一律の基準で融資先を開拓できるのか?査定は行えるのか?その辺の相互の不安が払拭される日はくるのかなあ、と思うわけです.焦げ付いた場合どこからどう補填されるのかって考えると、うーんとか思うんですけど.
もちろんいろんな方法があるでしょう、東京という一つの地域に力を与えてくれるといいんだけどなとか思ってはいるんですけどね.